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天気と病気

元気なう

(2)気象病予防に酔い止め薬

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 「台風シーズンも、持病の痛みで患者さんが増えます。台風がまだ遠くでも、日本列島に接近するだけで頭痛が増し、駆け込んで来る方がいます」

 秋葉原駅クリニック(東京都千代田区)院長で、東京医科歯科大臨床教授(神経内科)の大和田潔さんはこう話す。

 台風が来ると、気圧や気温など身の回りの環境が急激に変化するので、「気象病」になりやすくなる。

 痛みが増す「天気痛」だけでなく、「持病のぜんそくや心臓病なども悪化する可能性が十分ある。命の危機にも直結するので、軽く考えない方がよい」と大和田さんは忠告する。

 「気圧が下がると、水分の排せつも悪くなって、心臓や血管に負担がかかることもあります。また、気温も低下すると、ぜんそくの悪化を招き、朝方のせきが増える。ぜんそくで呼吸がゼイゼイしてくることで、天候の悪化を言い当てる患者さんもいます」と大和田さん。

 気象病の対策として、環境の変化に適応できる体力を備えておきたい。「日頃からの規則正しい生活と、軽い運動を行い、心肺機能をさびつかせないようにして、余力を蓄えるとよいでしょう」

 予防策は、天気予報をよく見て、早めに天候の変化を知っておくこと。意外な予防薬が、乗り物酔いの薬。吐き気だけでなく、めまいや頭痛の予防になることがある。

 「こういった薬は症状が出ないように、天候を見極めて早めに内服するタイミングが大切です」と大和田さん。酔い止め同様、事前の対策が欠かせない。

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