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天気と病気

元気なう

(1)頭痛や関節痛招く低気圧

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 天気の大きな変化のため、体の機能が追いつかずに起きる病気や、持病の悪化を「気象病」という。増す痛みを「天気痛」ともいう。梅雨、猛暑、雷、台風、秋の気配へと気象が激しく動くシーズン。天気と健康の関係に注意が必要だ。

 「梅雨になると持病の頭痛が悪化するからと、毎年この時期だけ頭痛の予防や治療薬をもらいに来る患者さんもいます」。こう語る秋葉原駅クリニック(東京都千代田区)院長で、総合内科専門医の大和田潔さんに気象と健康の関係を聞く。

 温度、湿度、気圧など気象の変化に影響を受ける病気や症状は、頭痛、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、ぜんそく、じんましん、めまい、吐き気、心臓発作、脳出血、うつ病など、極めて幅広い。

 特に気圧の変化が、健康に大きな影響を与えている。エレベーターで急上昇すると、気圧の変化で耳がおかしくなるように、人体は目に見えないが、いつも気圧に対応し続けている。

 「天気が崩れる前、低気圧が近付いて来る頃に、頭痛が起きやすくなります。気圧の低下で人体の押される力が減り、血管が拡張しやすくなるからです」と大和田さん。

 耳の奥に、体のバランスをとっている内耳がある。ここの「センサー細胞」が、「気圧の変化で不調になると、めまいが起きます。関節の膜や神経が刺激されると、関節痛や神経痛が起きます」

 大半の人は、多少の混乱が起きてもコントロールする体力を持っている。しかし、体力が十分でない人や、痛みに敏感な患部を持つ人が気象病になりやすい。

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