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一病息災

[お笑いコンビ 松本ハウス]統合失調症(7)ついに復活ライブ 大歓声

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加賀谷さん(左)と松本さん

 コンビ復活の思いを加賀谷から聞いた松本は、即答を避けた。「また2人でやりたい気は、僕にもある。でも、芸人に戻るのは大変なこと。入院していたことで、偏見や好奇の目で見られることもあるし……」

 松本は試しに、自分のトークライブに加賀谷を登場させた。昔と同様、大汗をかいて笑いをとる加賀谷を見て、「大丈夫、いける」とコンビ再生を決めた。加賀谷は「もう一度、鍛え直してください」と頭を下げた。

 復活ライブは立ち見も含め250人で埋まった。客席は「お帰り!」の大歓声で迎えてくれた。2人の「第2幕」が始まった。

 闘病体験もネタにしている。日本統合失調症学会などにも招かれ、精神科医らに講演もした。服薬を続ける加賀谷は、仕事の時間を考えながら睡眠をとる。「薬は処方された通り飲むこと。復帰に10年かかったが、私の人生に必要な10年でした。他の人と比べても、焦っても腐ってもダメです」

 松本は「相方を特別扱いせずに、一人の人間として普通に接しています」。

 偏見がなくなるのを期待するより、「自分がどう生きるかが大事。年をとっても、みんなを笑わせたい」。これが芸人加賀谷の信条だ。(文・斉藤勝久、写真・飯島啓太)

 

 お笑いコンビ 松本(まつもと)ハウス、ハウス加賀谷(かがや)さん(41)・松本キックさん(46)

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