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オトコのコト 医師・小堀善友ブログ

妊娠・育児・性の悩み

こんなものをアソコに入れてはいけません!

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 さて、前回にひきつづきクイズです。

 写真をご覧になってください。これはなんでしょうか? そして、何に使う道具でしょうか?


 ただの電気の延長コードの写真です。当たり前ですが、電気を使うためと言ってしまったらクイズになりません。そこで、このブログの題名とこの写真だけでピーンときたあなたは鋭い!

 実はこれをマスターベーションの道具に使った男性の患者さんを過去に診察しました。

 その方が最初に来院した時は、猛烈な腹痛と血尿を訴えていました。なぜかというと、この延長コードを尿道(おちんちんの先)から入れてしまって取れなくなってしまったのです。プラグ部分は切断してしまい、コード部分のみを尿道から1メートル近く入れてしまっていました。結局は、膀胱ぼうこうの中でとぐろを巻いて取れなくなってしまったので、緊急開腹手術となってしまったのです。膀胱内ではコードに結石も付着して、膀胱も炎症で真っ赤に腫れあがっており、大変な状態でした。

 実は、こんな趣味を持たれている方も意外と多いのです。私も大学病院の泌尿器科に勤めていた時は、だいたい年に1人のペースでマスターベーション時に異物を尿道に突っ込んで取れなくなった人に対応しました。

 泌尿器科の学会発表でも、このマスターベーションによる膀胱異物は「禁じ手」とされています。つまり、よくあるケースなので、あまり発表されることは歓迎されないのです。しかし、マスターベーション前後のエピソードなどは泌尿器科の専門家としても興味深いものが多く、学会が盛り上がるネタにもなります。(他に禁じ手として、「タマが3つある人」というものもあります。陰嚢いんのうの中に、炎症や腫瘍などで精巣以外の塊ができてタマが3つになったように見える、という患者さんの報告のことです)

 なんでこの話題を思いついたかと申しますと、私がいつもチェックしている学術雑誌に国際性機能学会の機関誌であるJournal of Sexual Medicine(略してJSM)という雑誌の最新号に同様の話題が載っていたからでした。「性機能」ということでどのような内容かといいますと、簡単にいうと男性の勃起障害が一番問題になる場合が多いですが、近年では女性の問題も多く取り上げられており、それ以外にもがん患者やセクシャルマイノリティーの性機能の問題や、様々な行動学、社会学、心理学など性にまつわる興味深い世界中の研究が取り上げられています。

 それだけに、レベルの高い雑誌でもあり、私もいつの日かこの雑誌に自分の研究が取り上げられたらいいなあと夢見ています。(実のところ、投稿して落とされたことはあるのです)

 しかし、JSMにこんな(専門家から見たらくだらない)ネタが載ったというのも驚きだなあと思います。初めて見た人はびっくりするでしょう。

 このような膀胱異物の患者さんは、マスターベーションしている途中では興奮状態であろうから、気持ちいいと感じているかもしれませんが、実際膀胱内に異物を入れたものが取れなくなると結構大変です。多くの場合は細菌感染を引き起こし、刺激症状や血尿が出ます。結局は開腹手術になる場合が多く、患者さんの負担も小さくはありません。ひどい症例だと、数年間異物を入れっぱなしにしていたままの人などは膀胱が萎縮してしまって機能しなくなってしまう場合さえあるのです。

 男性のみなさん(みんなが当てはまるとは思いませんが)、気持ちがいいからといって、尿道にこんなものを入れてはいけませんよ。

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オトコのコト_小堀善友顔120px20150821

小堀善友 (こぼり よしとも)

泌尿器科医 埼玉県生まれ

2001年金沢大学医学部卒、09年より獨協医科大学越谷病院泌尿器科勤務。14年9月から米国イリノイ大学シカゴ校に招請研究員として留学。専門分野は男性不妊症、勃起・射精障害、性感染症。詳しくはこちら
主な著書は『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)。詳細はこちら

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3件 のコメント

「独楽」とは、言い得て妙なり

めざめたじいさん

 博学で知られた渡辺真一郎が「江戸の閨房術」に「独楽用秘具」として吾妻形を紹介している。神代の昔から、マスターベーション用にさまざまなものを作り...

 博学で知られた渡辺真一郎が「江戸の閨房術」に「独楽用秘具」として吾妻形を紹介している。神代の昔から、マスターベーション用にさまざまなものを作りだされているが、それは男性用だそうだ。

 性交渉が単に生殖としての行為ではなく、純然たる快楽と認識された証とも記す。性交渉は相手がいるが、己だけで快楽を得ることを独楽と言うそうだが、まさにその通り。

 このブログ、オトコだけしか記してないが、氏の著書は女性用の独楽用具にも言い及んでいる。現代の精巧技術は、より巧妙に、いや本物より精緻に作られているのかも。

 そんな中で、電気の延長コードを使うとは、逆転の発想で、本人は、まさかこんなことにはならないだろうと、高をくくっていたろうに・・・。

 

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妄想で止まるか、実践するか

四朗

 埼玉のシニアさまの仰るとおり、導尿するときは大変です。友人が前立腺癌を治療するとき放射線で焼いたそうです。ちょっとした加減で尿道まで狭窄し、毎...

 埼玉のシニアさまの仰るとおり、導尿するときは大変です。友人が前立腺癌を治療するとき放射線で焼いたそうです。ちょっとした加減で尿道まで狭窄し、毎日、尿道拡張する器具を使っているそうです。痛みを伴うと言っていましたが、仕方がありません。

 マスターベーションで電気コードを使うとは驚きです。若者か成人かは書いてありませんが、少年時代にマスターベーションを覚え、快感を得ると、何回もしたことがあります。最初の頃は射精するだけでも充分でした。慣れてくるとより強い刺激を求めました。ここに書かれた人のように。

 高校時代に友人から勧められて「肥後ズイキ」を使ったこともあります。それも飽き足らなくなり、連れだって性的なショーを見に行き、より強い刺激を求めたものです。仲間同士で見せ合ったこともあります。

 老人ホームで70代の女性が性具を使ってマスターベーションをしていたのを、職員だった友人が見たそうです。友人に行為を見つけられた女性が、快感を得るために友人に手伝って欲しいと頼んだとも聞きます。

 男女を問わず、性的刺激を追い求めているのは確かです。妄想で止まるか、妄想を行為として実践するかは紙一重でしょう。ブログに出ている人は欲望を抑えきれなくなったようです。意志が弱いと言えばそれまでですが、人はそれほど弱い人ばかりではないでしょうか。身体を傷つけることまではすべきではないでしょうが。

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事実か小説より奇なり

埼玉のシニア

マスターベーションで、このような器具を使う事が考えられませんが、先生のの診療に来たのですから 事実は小説より奇なり で、何というべきか、表現しよ...

マスターベーションで、このような器具を使う事が考えられませんが、先生のの診療に来たのですから 事実は小説より奇なり で、何というべきか、表現しようにも言葉がありません。

想像するに、もっと激しい刺激がほしかったことぐらいしか思いつきません。先ずコードが入るのか疑問ですし、オヤジがガンの末期で小便をとりだすのに管を入れた事がありますが、相当の激痛があるようですので、一般にはやらないでしょう。
麻薬でも常習していたのでしょうか。

いつも思うのですが最近は子供が少なく、おおらかに事の話を同年代で出来なくなっているようです。昔は兄弟や隣の悪童がわんさと居り、手と足とり教えたものです。性教育などは子供同士に任せて、親は見て見ぬふりを決め込んだものですが。

今はそれが出来ない。なんでも自分が考えて処理をする事になりますが、育児も含めて大変な時代なのですね。

ところで先生にお聞きしますが、アメリカではマスターヴェションの現実はどうなのでしょう。

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