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お笑いコンビ 松本ハウス

一病息災

[お笑いコンビ 松本ハウス]統合失調症(4)お笑いコンテストで「障害者出していいのか」

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ハウス加賀谷さん(左)と松本キックさん

 コンビ1年目からファンも増えていった。だが、加賀谷の力いっぱいの演技が、偏見に満ちた指摘を受けるようになった。

 テレビ局のオーディションでは、ディレクターから「面白いけど、もう少し抑えてもらえないかな。電話かかってきちゃうから」と言われた。

 加賀谷は病気のことをオープンにしていた。「芸人の職業は、初めて見つけた自分の居場所と思っていました」。だが、お笑いコンテストでは審査委員から「障害者を舞台に上げていいのか」と言われた。怒りで興奮する加賀谷を抑える松本も、体を震わせて怒りをこらえていた。加賀谷はこの夜、泣き続けた。

 2人は次々と人気番組に出演した。CMやイベントの仕事なども入り、忙しさが増していった。だが、加賀谷は休みのない日が続くと、体調を崩すようになった。

 さらに悪いことに、薬を飲むことに劣等感をもっていたから、自分の判断で薬を減らしていた。「薬に頼らなくても大丈夫、と過信していたのです」

 今度は早く体調を戻そうと、薬を多めに飲むようになった。保ってきた心身のバランスが崩れた。

 医師に不調を打ち明けると、強い薬が追加された。だが、勝手に薬の量を決めることはやめなかったので、いっそう不安定になっていった。

 

 お笑いコンビ 松本(まつもと)ハウス、ハウス加賀谷(かがや)さん(41)・松本キックさん(46)

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