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いきいき快適生活

介護・シニア

車いす選び…高さや幅 体に合う座面に

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 高齢者が、体に合わない車いすを使っているケースが少なくない。体に負担がかかり、痛みが出ることもある。適切な車いすの選び方を知っておきたい。

 体が傾いたり、ずり落ちそうになったりした状態で車いすに座っている高齢者を見かける。理学療法士で「ふつうのくらし研究所」(東京)所長の吉川和徳さんは、「車いすには用途に合ったタイプがあることを知ってほしい」と話す。

 よく使われているのは、座る部分が薄く、シンプルなタイプの車いすだ。

 ただ、このタイプは「玄関から車まで」「ベッドから食卓まで」といった、主に移動に使う車いすだ。座面が布張りなので、体が傾きやすい。長時間座り続けるのには向かない。

 「座ったまま食事をしたり、テレビを見たりするなど15分以上座り続けるような場合は、座面がしっかりしたタイプの車いすを選んでほしい」と吉川さんはアドバイスする。

 利用者の体のサイズに合わせて選ぶことも大切だ。

 例えば、座面の奥行きがありすぎるとお尻を奥まで入れられず、お尻と背もたれの間に隙間ができる。この状態で寄りかかると、ずり落ちる原因になりがち=イラスト=。また、座面が高すぎると、足を足乗せ台につけようとして浅く腰掛ける姿勢になり、やはりずり落ちやすい。

 車いすは、介護保険の「要介護2」以上であれば、1割負担で借りられる。「要支援」や「要介護1」でも、医師が必要と認めた場合などは介護保険を利用できる。ケアマネジャーに相談し、レンタル業者を決めたら、座った姿勢のサイズを測る。測る部位は、〈1〉膝裏からお尻の後ろまでの長さ〈2〉膝裏からかかとまでの長さ〈3〉お尻の幅。「これらの数字が、車いすを選ぶ際の目安になります。業者に伝えて、できるだけ利用者の体に合った車いすをレンタルすることが大切です」と吉川さん。

 お薦めは「モジュール」タイプと呼ばれる車いすだ。座面の幅や高さが数パターンあるものが多い。さらに、座面の奥行きや足乗せ台の高さを調整できるものもある。利用者の希望に、きちんと対応してくれる業者を選びたい。「車いすを選んだら、専用のクッションと背もたれも使うと座り心地がいっそうよくなります」

 「短い距離は歩けるが、長距離は難しい」という人向けの持ち運びやすい車いすもある。例えば「ユーキ・トレーディング」(東京)の折りたたみ式軽量車いすは、新幹線の通路も通れるコンパクトサイズ。旅行や通院に使う人が多い。たためば自動車の後部座席の足元にも置ける。同様の製品は複数のメーカーが作っている。通信販売で購入する人も多いという。

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