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遺族「当然」…群大と女子医大、特定病院取り消し

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 高度な医療を担う特定機能病院の承認取り消しが30日、確実となった群馬大病院(前橋市)と東京女子医大病院(東京都新宿区)。いずれも医療安全管理の問題が、患者の死亡につながったとみられている。遺族は怒りと悲しみを新たにし、再発防止への願いを語った。

 「高い技術を持つ医師がいると信じて預けたのに」

 群馬県内の女性は憤った。腹腔ふくくう鏡を使う高難度の肝臓手術を受け、70歳代の母親は死亡した。地域トップの大学病院として信頼していただけに、「裏切られた」との思いがある。

 「取り消しは当然という気持ちと、残念な気持ちが半々」と複雑な胸中を語るのは、60歳代の母親を失った女性だ。母親が別の難病の治療で長年、世話になったという思いもある。女性は「他の病院に治療を断られた母親を、受け入れてくれたことには感謝している」と振り返った。

 群馬大病院の再生を願う遺族もいる。80歳代の父親を亡くした男性は「地域医療の中核を担う病院として、再び承認を受けられるよう立て直してほしい」と期待。別の遺族女性も「これを機に、本当の意味で良い病院に生まれ変わってほしい」と願った。

 東京女子医大病院で鎮静剤プロポフォールを過剰に投与され死亡した男児(当時2歳)の両親は同日、東京都内で記者会見した。

 父親は「このような危険な病院に大切なわが子を預けてしまったことを、悔やんでも悔やみきれない」と無念さを口にした。「本当に立ち直りたいなら、患者のことを一番に考えてほしい」と強調した。

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