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群大と東京女子医大、特定機能病院の承認取消へ

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 患者の死亡事故が起きた群馬大病院(前橋市)と東京女子医大病院(東京都新宿区)について、厚生労働省の社会保障審議会医療分科会は30日、高度な医療を担う「特定機能病院」の承認取り消しが相当とする意見書をまとめ、塩崎厚労相に提出した。

 同省は6月にも承認を取り消す。同省は医療事故が相次いだ事態を重く見て、近く全国の特定機能病院に緊急の一斉立ち入り検査を行うほか、承認の要件を厳格化する。

 群馬大病院では2011~14年、第二外科の40歳代の男性助教(3月末で退職)が行った肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者8人が術後約3か月以内に死亡。東京女子医大病院では、人工呼吸中の小児患者への投与が禁止されている鎮静剤「プロポフォール」を08~13年に投与された小児11人が死亡していたのに、院内で検証されず、14年に同じ薬を大量投与された2歳男児の死亡事故が起きた。

 分科会は群馬大病院について、患者の死亡が続いたのに、病院長ら幹部に報告が上がらず、改善策が講じられなかった点を問題視。東京女子医大病院では多くの医師や薬剤師が薬のリスクを十分認識していなかったと指摘し、いずれの病院も高度医療で患者の安全を確保できないと結論づけた。

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