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介護・シニア

五十肩(上)痛み放置せず早期受診

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 今月は、中高年になってある日突然、肩が痛んで腕が上がりにくくなる「五十肩」の特徴や治療法などについて、大阪府済生会吹田病院の黒川正夫院長(63)=写真=に聞きました。

 五十肩は、肩が痛くなって、そのうち手が上がらなくなる病気で、「腕を後ろに回したり、上げたりできない」「痛くて肩を下にして眠れない」などの症状が出ます。MRI(磁気共鳴画像)や超音波など、現在の画像診断では変化が分からず、構造上の異常は見つかりません。

 肩の周辺に何らかの炎症があって痛みが出る。炎症が治まった後、徐々に肩の関節が硬くなり、可動範囲が狭くなる。こうした経過をたどると考えられていますが、詳しい原因は解明されていません。

 最大の特徴は、治療をしなくても3か月から1年半で元通りに回復する、治るということです。しかし、自分は五十肩と思いこみ、痛みが出た時に放っておいてはいけません。肩を酷使する建築業や林業従事者らに多い、似た症状の腱板けんばん断裂の可能性もあるからです。その場合は、適切な治療が必要になります。

 よく、「以前も五十肩になった」と言う人がいますが、五十肩は繰り返しません。同じような症状が出たら、別の病気を疑うべきでしょう。肩に痛みを感じたら、早期に受診することが何より大切です。

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