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医療部発

コラム

みんなで世界の「バリアフリーマップ」を作ろう

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 手足の先から徐々に筋力が失われていく難病「遠位型ミオパチー」の患者会代表代行の織田友理子さんから、大きな夢の話をお聞きしました。

 車いすで生活する織田さん。鉄道駅にエレベーターがないのではないだろうか、観光地への道は舗装されているのだろうか、などと様々なバリアを想定して、初めから旅行をあきらめてしまう仲間たちが多いと言います。

 織田さんは全国で講演する傍ら、バリアフリーの有無を実際にチェックして、患者会のホームページにYou Tubeで動画を掲載しています。 しかし、自分だけで行うには限界があります。

 「全国の車いす利用者がそれぞれ、各地の状況をスマホで撮影し投稿、それをまとめて『バリアフリーマップ』を作れないか」と思い立ったそうです。

 サイト上で行きたい場所をチェックすると、バリアフリーの状況が提供されるような仕組みを作るのです。情報を投稿するのは、車いす利用者に限る必要はないかもしれません。我々一人一人が、全国津々浦々の情報をアップすれば、日本で一番温かい地図が出来上がります。「ゆくゆくは、英語版も作り、世界地図を作りたい」と織田さんの夢は膨らむばかりです。

 ただ、夢を実現するには、資金が必要です。そこで、織田さんたちは、Google(グーグル)が、社会問題の解決にチャレンジする団体を支援するプログラム「Google インパクトチャレンジ」に応募。10組のファイナリストに残ったのです。その中から、一般投票で1組、審査員によって3組の計4組に、それぞれ、5000万円の助成金が贈呈されるそうです。

 残った10組は、性的マイノリティーが生きやすい社会にするための計画、自殺を防止するためのセーフティーネットワークを作る計画など、重要な課題がいっぱいです。

 ぜひ、皆さんも、どのような問題があり、解決に向けて、どのような人たちが頑張っているのか、見に来てください。そして、支援したい気持ちを、投票という行動に結びつけていただけたらと思います。

 投票は3月25日までです。パソコンやスマホなどの端末1台につき、1回のみ有効です。よろしくお願いします。

 サイトは下記のとおりです。
 https://impactchallenge.withgoogle.com/japan


坂上博
1998年1月から医療部。主な取材対象は、心臓病、肺がん、臓器移植、高齢者と薬の付き合い方など。趣味は、朝鮮半島情勢の観察、韓国語の習得。


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医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

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4件 のコメント

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どっこいしょ!ようやく上げた重い腰

めざめたじいさん

 昨日〇市から手紙が届いた。警察立ち会いの下、露天商を排除した、と。 4月30日、例の道を通ったらパトカーが止まっていた。警察官が3人。「これで...

 昨日〇市から手紙が届いた。警察立ち会いの下、露天商を排除した、と。

 4月30日、例の道を通ったらパトカーが止まっていた。警察官が3人。「これで目の不自由な方も安心できます」と声を掛けた。

 10分ほどして戻ってみると、2軒の店が点字ブロックを無視して商売していた。

 1回の注意では商人の心を入れ替えさせられない。通行人が監視しないと、せっかくの注意が無駄になる。「うるさいじいさん」と言われそうだが、3等国の仲間入りは断じて許せない。「分かっています、我が家にも障害児がおりますので・・」と露天商は言うが。

 

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残念・未だにこんなことが許されている

めざめたじいさん

 東京にある〇市のこと。バリアフリーなど全く無視している。 歩道にある点字ブロックの上で、毎日行われている露天商たちの傍若無人な商売だ。昼時にな...

 東京にある〇市のこと。バリアフリーなど全く無視している。

 歩道にある点字ブロックの上で、毎日行われている露天商たちの傍若無人な商売だ。昼時になると5軒ほどの弁当屋が歩道を占拠している。

 見かねて
「点字ブロックの上は違反ですよ」と。
「私たちは露天商として許可を受けています」「露天商としての許可と、点字ブロックの上に商品を並べることは違います」

 近くの交番では、「間もなく場所を替えます」と言った。それが5年前。交通安全協会にも問い合わせたが、同じような答え。

 最近新しい露天商も加わり、繁盛している様子。白杖を持った人たちは、別の道を歩いているのだろうか。19万人の市民の中に、その行為に抗議する人はほとんどいないようだ。

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見事グランプリを受賞しました!

織田友理子

その節は掲載頂きどうもありがとうございました!おかげさまで、グランプリを受賞することができました。とても良い記事をいち早く掲載していただけたこと...

その節は掲載頂きどうもありがとうございました!
おかげさまで、グランプリを受賞することができました。
とても良い記事をいち早く掲載していただけたこと、
本当に感謝しております。

確実にプロジェクトを実現できるよう頑張ります。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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