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高崎尚樹の健康ルネサンス

健康・ダイエット

鬼平“散歩”帳…グルメ散歩ではありません!

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 3月、日一日と春が近づいてくる。2月に講演のため出張した沖縄の那覇市では、南国らしい濃い色合いの桜が咲いていた。日本列島の桜前線の北上は、1月末の沖縄に始まり、ゴールデンウィーク前後の北海道の開花まで続く。全国各地に出張する私は、毎年長い時間、花見を楽しませていただいている。

 陽気がよくなると、つい外出したくなるというのが人の常である。下町に住む私たちが、街を散歩する際に目安にする一つが歴史探訪や、小説の舞台である。勘の鋭い読者の皆様ならすでにお気付きのはず。我が家にも池波正太郎先生が生み出した「鬼平犯科帳」が全巻そろっている。そして、我が墨田区では「すみだ まち歩き博覧会」と称し、鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩きのおすすめ散歩コースが紹介されている。

鬼平犯科帳ゆかりのスポット読み歩き
鬼平の青春篇
鬼平の活躍篇

 筆者のオフィスもある両国からスタート。明暦の大火の犠牲者を弔った回向院から、鬼平が通ったという料亭「井筒」や、軍鶏しゃも鍋屋「五鉄」のモデルと言われる「かど家」。また主人公の長谷川平蔵が若い時に入門した高杉銀平道場や隣の法恩寺をたずねる散歩コースである。(蛇足だが、筆者のオフィスは、回向院の隣。自宅は法恩寺から徒歩3分の位置にある)

 そして、ゴールは墨田区の新たな名所となった東京スカイツリーである。

 このおすすめウォーキングコース、長いもので2.7キロ・メートル、約1時間のお散歩ができる。

 厚生労働省が定めた「健康づくりのための身体活動基準2013」と「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、18~64歳の国民がスポーツや体力づくり運動で体を動かす量の考え方として、運動強度3メッツ以上の運動を4メッツ・時/週行う。具体的には、「息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行う」としている。鬼平ウォーキングは、まさにぴったりであり、鬼平、恐るべしである。

 春の陽気に誘われて、ぜひ我が街墨田区にお越しいただきたい。


 なお、今回のコラムは次の3つの強い理由により執筆させていただいたことを、聡明な読者にはご了解いただきたい。

(1)歩いて健康づくりをするためであっても、楽しく歩くことが大切である
(2)以前、このコラムで品川宿を紹介したところ、「なぜ、先に墨田区を紹介しないのか?」と町内の長老たちから、強く詰め寄られた
(3)当コラムの担当者が前回の「カツカレー純情」の原稿を読み、「最近の原稿を読んでいると食欲が出てきます」と予想外の反応に、健康づくりが目的のコラムの筆者として、大いに反省した


 また今回のコラムは、鬼平ゆかりの地をおすすめするものであり、鬼平ゆかりのうまいものを推奨するコラムではないことをあわせて念を押しておきたい。


 



 

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高崎 尚樹(たかざき なおき)

株式会社ルネサンス 取締役常務執行役員ヘルスケア事業担当
経営学修士

【業務経歴】
1985年、ダイエーグループ入社。ホテル、スポーツクラブ等、レジャー・サービス事業担当。94年、ルネサンス入社。2006年、執行役員ヘルスケア推進部長。08年から現職。

【公的活動】
厚生労働省関連:公益財団法人 健康体力づくり事業財団理事、健康日本21推進全国連絡協議会幹事、国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所協力研究員
経済産業省関連:日本版PHR研究会委員、次世代ヘルスケア産業協議会 健康投資WG委員などを歴任。

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