文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

日野原重明の100歳からの人生

yomiDr.記事アーカイブ

紅白咲きそろう自宅の梅を愛でる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 自宅の庭には3本の梅の木があります。今を盛りと咲いている白梅が1本と、枝先に赤いつぼみをつけ始めた紅梅が2本です。そのほか紅白の花をつけた梅の盆栽もベランダに置かれています。私は居間のガラス戸越しにこれらの梅の花を眺めています。何時間見ていても飽きない早春の風景です。

 ベランダにある鉢植えの梅は数年前に患者さんからいただいたものですが、1本の幹の左に伸びた枝には白の花が、右に伸びた枝には濃い紅色の花が咲いています。どうして1本の木に紅白の花が咲くのでしょう。

 木や花に詳しいお手伝いさんに聞くと、もとは白梅だったところに、紅梅を接ぎ木するとこのように紅白の花が咲くことになるのです。「紅白咲き分け」ということでした。私は若いころに学んだメンデルの遺伝の法則から解き明かしていくものかと考えたのですが、そうではないようです。

風邪を治してさいたまで講演

 さて、この冬は風邪をひかないように気を付けていたのですが、先々週の金曜日の夜に何となく寒気がして、とうとう週末の夜には38度を超す高い熱が出ました。インフルエンザを疑って聖路加国際病院に入院して検査を受けたのですが、ただの風邪(コモンコールド)と判明したので、2日間で退院して自宅に戻りました。

 2月17日には、さいたま市南区にある同市文化センターで、「新老人の会・埼玉フォーラム」の講演が予定されていましたので、どうしても風邪を快方にもっていかなければなりませんでした。この日は寒い中を集まってくれた1100人もの聴衆を前に45分間の講演を行い、次の演者である俳優の宝田明さんに後のプログラムを託してすぐに自宅に帰りました。

帰宅して静養…すぐに富山、名古屋で講演

 早く回復して元の調子を取り戻すことに努め、自宅の居間で庭を眺めて過ごしていました。

 2月21日には富山市で私が理事長をしている日本総合健診医学会の大会があり、私は「総合健診で見落とされるもの ―ピットフォール(落とし穴)」と題する一般市民向けのわかりやすい講演をしました。

 富山市から帰った翌22日は名古屋市の名古屋国際会議場で、これも私が会長をしている日本医療秘書学会第12回学術大会がありました。私は、「医療は将来どう変わって行くか~医療秘書の新しい役割~」と題して講演を行い、終わり次第、新幹線に乗って新横浜駅から自宅に帰りました。昨年の夏から移動のときには折りたたみの車椅子を持参しているので、身体の負担は少なくてすみました。

 自宅に帰って梅の花をでる私の気持ちは、暖かい陽光が降り注ぐ春の訪れを待つ北国の人たちと同じものといえそうです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

日野原重明ブログ_顔120_120

日野原重明(ひのはら・しげあき)

誕生日:
1911年10月4日
聖路加国際病院名誉院長
詳しいプロフィルはこちら

日野原さんが監修する「健康ダイヤルweb」はこちら

日野原重明の100歳からの人生の一覧を見る

最新記事