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実は過酷なワインの祭典…メドックマラソン(下)
では、メドックマラソンに出場するにはどのような準備をすればよいのでしょうか。
総合評価
コース=3:給ワインでエネルギー補給できるとはいえ、シャトーの入り口は玉じゃり、ぶどう畑の間のコースは砂地でランナーが通れば砂埃、緩やかなアップダウンも多く、易しいコースではありません。
沿道の応援=5:数え切れないほどの「Allez!(行け!)」の声、子供はいたるところで列になってハイタッチ、大人はゼッケンに書いてある名前を大声で呼んでくれるなど、村を挙げて楽しもう、応援しようという熱い思いが伝わってきます。
観光・グルメ=5:ボルドーは街並みが美しく、ほどよい都会。ワイン好きなら、レース前後はお気に入りのシャトーを訪れてみては。またボルドーの伝統菓子である「カヌレ」の食べ歩きも楽しい。フランスが初めてなら帰国前にパリ1泊をつけるのもおすすめ。
運営力=4:エクスポ会場で主催者スタッフはすでに仮装にてお出迎え、スタートはウェーブスタートではなく先着順、スタッフの目の届かないコースはショートカットできてしまうなど、都会のレースに慣れているひとは驚くかもしれないが、これもローカルレースならでは。
エイド=5:20か所以上の給ワイン所に加え38km過ぎからいただけるフルコース。エイドに関しては世界一と言ってもいいかもしれない。しかし飲みすぎに注意。
大会におすすめの装備
ワインがこれでもかというくらい飲めてフルコースがあって仮装も楽しんで、お祭り気分で参加できる大会、と思ったら大間違いです。
シャトーの入り口は玉じゃりで緩やかな坂道になっているところも多く、ぶどう畑の間のコースは凸凹の多い砂地で足元は不安定、全体的にアップダウンも多く、そこに暑さが加われば相当脚に負担がかかってしまいます。そこで脚をしっかりサポートしてくれるタイツ「ロングタイツRF」をおすすめします。
特徴は、ふくらはぎに適度な着圧を与える「カーフサポート」。力を入れると細くなる部位を締め付けることで、筋肉の収縮を助ける効果があります。また、太もも、ひざ下をサポートして太ももの揺れを抑え、ひざへの衝撃を緩衝する「レッグバランス」機能など、脚を守るためのサポート性を強化しており、ゴールまでの安定した走行を支えます。
参加者の旅程例
エントリー方法:旅行会社のツアー、公式ホームページ
費用:30万円程度(2人部屋使用の場合)
旅程例:4泊6日
木 成田もしくは羽田出発 パリ経由ボルドー着
金 終日自由行動
シャトー見学、大会主催のパスタパーティーへの参加など
土 レース
日 終日自由行動
大会主催のワイナリーウォーク&アフターパーティーへの参加
またはお気に入りのシャトー見学、カヌレ食べ歩きなど
月 ボルドー発
火 成田もしくは羽田着
参加者の声
お目当てのシャトーのワインは魅力的ですが、前半の“給ワイン”ポイントで調子よく飲むと後半はきつくなりますのでほどほどに。名物の「仮装」は、なるべく目立つように工夫したほうが他のランナーや沿道からもたくさん声をかけられて気分が上がります。とにかく制限時間ぎりぎりまで楽しむつもりで、思いっきり満喫しましょう。(アシックス・鈴木亜希子さん 2014年参加)
▽大会基本情報 | |
開催地 | フランス ボルドー・ポイヤック地区 |
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開催時期 | 毎年9月中旬土曜日 |
競技種目 | フルマラソン |
規模 | 参加人数 1万人程度 |
制限時間 | 6時間30分(ただし、当日延長される場合もあり) |
公式サイト | http://www.marathondumedoc.com/ |
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