文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

臨床の現場から

からだコラム

[臨床の現場から]患者も参加「チーム医療」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 チーム医療という言葉をご存じですか?

 かつて医療の現場は、医師と看護師だけで成り立っていました。10年ほど前から薬剤師や理学・作業療法士、診療放射線技師、介護士、ソーシャルワーカーなども協力して、患者さんに最善の医療を提供する「チーム医療」の考えが浸透し、主流となってきました。背景には、医療の進歩に伴って、担当領域が細分化され、多くの専門職の助けなしには十分な対応が難しくなったことがあります。

 チーム医療では、医師を中心に診断、治療に携わる専門家が患者さんの病状を理解し、患者さんの退院とその後の生活に向けて体制作りなどについて、それぞれの立場から意見を述べ、検討します。

 ここに、患者さんやその家族が参加するケースが増えてきました。チームの一員として自らの病気に真摯しんしに向き合うには、病気や治療法についても勉強し、専門家の意見を参考にして、自分が決断するという覚悟が必要です。

 以前は、医師が考えた方策に患者さんが従うのが主でしたが、近年は考え得る方策をすべて説明した上で、患者さんが自分で納得して選択するのが当たり前となりました。

 無理と思わないで、新聞、雑誌、テレビ、インターネットなどで、身近な病気の正しい知識の蓄積から始めてはいかがでしょうか。(山本紘子・藤田保健衛生大名誉教授)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

karada_400b

 
 

からだコラムの一覧を見る

臨床の現場から

最新記事