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石畳対策がコース攻略の肝…パリマラソン(下)
パリマラソンに出場するにはどのような準備をすればよいのでしょうか。アシックスランニングクラブコーチに、大会の評価とともに聞きました。
総合評価
コース=4:アップダウンがほとんどなく、石畳対策さえきちんとしておけば決して難しいコースではありません。
沿道の応援=3:シャンゼリゼ通り、セーヌ川など、沿道の応援は大変盛り上がりますが、後半ゴール手前のブローニュの森は人通りが少なく、つらい時間帯になってしまうかもしれません。
観光・グルメ=5:グルメに名所旧跡に春の花。贅沢な季節を思いっきり楽しみましょう。
運営力=5:エクスポも当日の運営もスムーズ。ゴール後はすぐ荷物預かりのトラックにたどりつくことができるので疲れた体を酷使することもありません。
エイド=4:水、スポーツドリンクのほかフルーツやグミが出ます。ただしパリだからといってマカロンが出るわけではないようです。
大会におすすめの装備
一番重要なのは石畳対策。硬く、不安定になりがちな石畳を走るためには、クッション性と安定性重視のランニングシューズが必須です。
おすすめするのは「GEL-KAYANO 21」。
靴ひもを結ぶ部分からかかと部まで補強材を配し、甲の部分をよりフィットさせたのが特徴です。着地時の衝撃や足首の動きによってズレが起きやすい当部位をホールドし、安定させることで、ランナー自身が持つ走力を効率よく発揮しやすくなります。
靴底は、特性が異なる2種類のスポンジ素材を使うことでクッション性、反発性を高め、流れるような走り心地を実現しています。また衝撃緩衝材「
また、ウェアはそのときの気候にもよりますが、走りながら温度調節できるコーディネートがよいでしょう。スタート時間は午前8時45分。気温の低さを想定し、朝用に薄手のウィンドブレーカーを着ておくのをおすすめします。
参加者の旅程例
エントリー方法:旅行会社のツアーに申し込むのが便利
費用:24万~26万円(2人部屋使用の場合)
旅程例:4泊6日
金 成田出発 夜パリ着
土 終日自由行動
有料で大会主催の「ブレックファーストラン」もあり
旅行会社主催のパスタパーティーを企画している場合もあり
日 レース
旅行会社主催の完走パーティーを企画している場合もあり
月 終日自由行動
火 パリ出発
水 成田着
参加者の声
本番前のウォーミングアップに、5kmを走る前日の「ブレックファーストラン」がおすすめです。ゆっくりペースで、家族連れや犬の散歩をしながらのランナーもいるなど、レースとは違ったなごやかな雰囲気が楽しめます。
ゴール後はその名のとおりバナナ、マフィン、コーヒーなどの“朝食”が用意されています。またおすすめなのは、ゴール後のマッサージ。マッサージテントが用意されていて、一度に50人くらいサービスを受けられるスペースがあります。人気なのか長蛇の列ですが、待つ価値はあります。
(電通・安光健一さん 2009年参加)
▽大会基本情報 | |
開催地 | フランス・パリ市内 |
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開催時期 | 毎年4月第2日曜日 |
競技種目 | フルマラソンのみ |
規模 | 参加人数 4万人程度 約140か国のランナーが参加 |
制限時間 | 5時間40分(2015年大会) |
公式サイト | http://www.schneiderelectricparismarathon.com/fr |
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