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教育評論家 尾木直樹さん

一病息災

[教育評論家 尾木直樹さん]むち打ち症(5)指のしびれ 両手に広がる

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 教育評論家になり、「臨床教育」という聞き慣れない研究所を設立した。現場を重視する思いを込め、教育現場と一般社会のずれをなくしたいと考えた。

 「大学の講師もしたけど、1年目の年収は経費を差し引くと86万円。娘が2人いたし、厳しかったわよ」

 3年後、転機が訪れた。神戸連続児童殺傷事件の犯人を、中学生と言い当て、その心理を読み解いてみせた。「犯行声明を読んで、これは自分が長い間、教員生活で見てきた子どもたちの文体、息づかいと同じだと、ピンときたのよ」

 2003年に法政大学の教授に就任。そして、10年に初めて出演したバラエティー番組。お堅いことを語ると思ったら、驚きのオネエ言葉で笑いをとり、「尾木ママ」と親しまれるようになった。

 講演会や本の執筆などで、大忙しの日々が始まった。それとともに、3年ほど前から、左手の指先がしびれ始め、だんだん左手全体、右手と広がっていった。

 病院を回った。「いろいろな病名があがったの。女性の病気もあったわ。私は男なのにね」

 ようやく、手のしびれが首から来ていると診断された。レントゲン写真で頸椎けいつい(首の骨)が曲がり、神経を囲む管が狭くなっているのがわかった。病名は「頸椎症性脊髄症」。約40年前、学生時代に発症したむち打ち症の後遺症だった。

 

 教育評論家 尾木 直樹(おぎ なおき)さん(68)

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