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肺気腫 運動や食事の注意点は

 約2年前からせきやたんがからみ、胸の痛みが続き、肺気腫と診断されました。今は吸入薬で治療しています。運動や食事で何に気をつけたらよいですか。(75歳女性)

歩行や筋トレを適度に

木田 厚瑞(こうずい) 日本医科大学呼吸ケアクリニック所長(東京都千代田区)

 肺気腫は、喫煙者や汚れた空気の中でマスクなしに長く働く人に起こりやすい病気で、細い気管支と肺胞が広い範囲で壊れた状態を言います。せきやたんが長く続く慢性気管支炎と合わせて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれます。COPDの主な症状はせき、たんのほか、長い坂道や階段を上るときの息切れです。胸の痛みが続く症状は通常みられません。

 痛みを感じる神経は肺の組織にはなく、肺の外側を包む胸膜(肋膜ろくまく)にあるので、炎症が胸膜に達したり、肺の外側に水がたまったりする病気があると胸痛を引き起こします。

 胸痛の原因は呼吸器の病気だけではありません。心臓に血液を送る冠動脈が細くなると、痛みを起こし狭心症となります。胃液が食道の中を逆流する逆流性食道炎ではしばしば胸痛を起こすことがありますので、注意が必要です。

 COPDでは、気管支を広げる吸入薬と並行して、歩いたり、筋肉トレーニングを行ったりする適度な運動が大切です。急に走るなど瞬発力を必要とする運動はお勧めできません。食事では太り過ぎ、やせすぎにならないように注意しましょう。

 質問者が肺気腫であるかが問題ですが、喫煙歴、息切れもないなら呼吸器の専門医に診断を確認してもらうことが必要でしょう。その上で必要であれば、呼吸を楽にする「呼吸リハビリテーション」が実施できる病院を紹介してもらいましょう。

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