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芝居への姿勢 先輩方すごい

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 まもなく公開される映画「紙の月」で銀行の窓口係を演じています。今年2月に撮影に臨みました。昨年の大みそかに「AKB48」から卒業することを発表した後、独り立ちに向けて覚悟を強くしていた時期だったので、とても思い出深い作品になりました。

 卒業する前は「こんな役を演じてみたい」という願望があったのですが、いざグループを離れると、「幅を広げることが自由になったんだな」と感じています。お芝居に専念というより、色々な仕事にチャレンジしていきたいです。

 自分の時間も作りやすくなりました。ポーランドに留学中の幼なじみに会いに行ったり、沖縄の石垣島でダイビングのライセンスを取ったり。グループにいた時はできなかったことを全部やりたくて、今は逆に忙しいほどです。乗馬や着付け、日本舞踊など、まだまだたくさんあります。ジャンルの違う様々な経験が、お芝居にも、仕事全体にも生かされていけばいいと思っています。

 これまでご一緒させていただいた先輩方は、皆さん、お芝居に対する姿勢、プロ意識がすごいなあと感じてきました。そして、まだお会いしたことはないのですが、香川照之さんの演技がすごく好きです。役作りをとことんやられている。格好いいですよね。いつか共演させていただけるよう頑張りたいです。(聞き手・小林直貴、写真・工藤菜穂)

 大島 優子(おおしま ゆうこ)さん 女優。1988年生まれ。栃木県出身。AKB48の中心メンバーとして活躍し、今年6月に卒業。映画「紙の月」(松竹配給)は15日公開。

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