わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
医療機関の理解
東京都葛飾区 パート 山田弘美 56
夫は10年ほど前、歯科医院で治療中に突然、呼吸困難になった。その少し前に腎臓摘出手術を受けており、当時の不安がトラウマになったようだ。
障害者専門の歯科医に相談すると、「歯科治療恐怖症」として対応してくれた。点滴で精神安定剤などを注入し、軽い睡眠状態で治療を行う「静脈内鎮静法」という方法だった。
虫歯の痛みと呼吸困難の苦しみが同時に解消できるため、今もその歯科医に頼っている。こうした悩みを抱える人は少なくないようだ。理解のある医療機関が増えてほしい。
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