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ボンジュール!パリからの健康便り

コラム

パリのペットは室内飼い…欠かせないアレルギー対策

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 パリでは野良猫や野良犬をほとんど見かけない。パリに住む大半のフランス人は、大型犬でも子猫でも家やアパートの中で飼っている。そして朝晩には犬の散歩が見られる。昔は、フンの始末をしないフランス人が多かったが、最近では自分の犬のフンの始末をしている人をよく見かけるようになった。

 それにしても、多くのペットがいるパリで、そのほとんどが室内で飼われているというのは考えてみればすごいことだ。日本でも、マンションでは昔は犬や猫が飼えなかったが、最近では「ペット可」の物件を探す人が増えたからか、動物と同居できるマンションが増えた。私も、猫と一緒に暮らすようになって随分と長くなる。もちろん、わが家の猫も外には出た事がない。

 ある朝、起きると猛烈に目がかゆくなった。私の部屋にもベッドにも自由に入って来られる猫が原因らしかった。いままではアレルギーなど出た事がなかったし、パッチテストをしても動物の毛には反応しなかった。それが、ある時突然、アレルギーが出始めた。その日から残念ながら、猫は私の寝室への入室も同じベッドで眠る事も禁じられた。

 猫の毛が原因と思っていたが、そうとばかりは言えないらしい。猫の唾液や猫が運んでくる可能性のあるノミやダニなども考えられる。そしてカビなども、鼻炎や結膜炎そして、ぜんそくなどの原因になる可能性があるからだ。私の場合、猫の毛に対するアレルギーは陰性と出るので、もしかしたら猫の唾液が原因なのかもしれない。

 室内飼いの犬や猫はできるだけ寝室などに入れないようにして、常に掃除をして空気の入れ替えなどをする必要がある。ウサギやハムスターなども同様であるらしい。フランスでアレルギーが増えて来たのは、そういったことも原因なのかもしれない。ましてや室内でも靴をはいたままの生活である。動物だけではなく、自分たちの靴でダニやカビを持ち込んでしまうこともあるだろう。

 動物と生活をともにする人々は、考えられる様々なアレルギーの原因を取り除く努力が、ぜんそくの予防などに必要であるとアレルギー専門医は話している。

 

■ 今週の一句

色移り 行き過ぎし人 秋惜しむ


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ボンジュール!パリからの健康便り_古田深雪_顔120px

古田深雪(ふるた みゆき)

1992年渡仏。
1997年より医療通訳として病院勤務。

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7件 のコメント

孤独老人をペットが助長する

四朗

 おひとり様になった老人、特に元地位の高かった人は人との交わりを好まないという。NHKクローズアップ現代で、問題として注目していた。 元大学教授...

 おひとり様になった老人、特に元地位の高かった人は人との交わりを好まないという。NHKクローズアップ現代で、問題として注目していた。

 元大学教授が奥さまに先立たれて、毎日独りで生活していた。嫁いだ娘さんが気にして、イヌをペットとして贈ったそうだ。イヌと老人がますます世間から遠ざかり、孤立が深まった。しかし、イヌの世話は自分だけでは出来ず、トリミング業者に通い始めた。そこで人との交流が始まり、孤独から解放されることになった。

 女性でおひとり様になった例として、ネコをペットにしていた。女性はネコだけが頼りで、近所付き合いもなく孤独になっていく。ネコが病気になったとき、自分の命をほったらかしてネコは自分では何も出来ない、と。やがて、自分の身体が思うようにならなくなったとき、ネコを置いては死ねないと、介護に来た人に一緒に葬って欲しいと頼んだという。

 ペットと老人の社会が、今増えつつある。明らかに人の社会ではなくなり、孤独老人の世の中に進行中と警鐘を鳴らす。

 人は、人の中にいて始めて人になり、ペットという癒やし動物に人の尊厳まで奪われていく。いま、ペットを飼える集合住宅も増え、ますます人社会が崩壊していく。介護施設で人形を抱いた老婦人が、同居者と一緒に童謡を歌う場を知っている。老いない、死なないペットを老人は癒やしの相手とする方がより人間らしい生き方ではないかと思う。

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パリ旅行の思い出

エドジェンヌ

私がパリ旅行をしたのは5年前ですが、ガイドブックに書いてあるとおり、路上は犬の糞が多数ありました。空港から到着したホテルの前で荷物を降ろしてくれ...

私がパリ旅行をしたのは5年前ですが、ガイドブックに書いてあるとおり、路上は犬の糞が多数ありました。空港から到着したホテルの前で荷物を降ろしてくれたタクシーの運転手が「そこ気をつけて」と言うので見た先にはさっそく犬の糞が!パリに来たんだわあと思いました。

猫は生まれた時から外に出さなければ外に出たいとは思わないそうです。小鳥も同じですね。猫を外飼いしている人は糞尿を外でさせているのだと思っています。迷惑な話です。

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「体を鍛える事も大切」なのでは?

花 世

アレルギー問題と向き合う時「体を鍛える事も大切」その補足もお願いします。「日本人はきれい好き」とよく耳にします。毎日の掃除、整理整頓、清潔を心が...

アレルギー問題と向き合う時「体を鍛える事も大切」その補足もお願いします。

「日本人はきれい好き」とよく耳にします。
毎日の掃除、整理整頓、清潔を心がける、、、身に付いているのはわたしも良い事だと思っています。

ただし、清潔を意識するあまり、「潔癖」になりそれを「美徳」としてとらえ、「アレルギー」という言葉を使い、自身の考える「清潔」にあてはならない「人や物」を拒絶したり排除している人達をみかけます。

考えられる様々なアレルギーの原因を取り除く努力、、、否定はしません。
だけど、継続した適度な運動が身に付いていて、(食事の管理を含み)規則正しい生活を送ることが日常な人達は「潔癖」とさえ取れるような清潔な生活ではなくても、健康に過ごされているように思います。

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