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オシャレなオヤジ…老眼対応サングラス、白髪グレーに染める
誰もが年をとるもの。だったら、いつまでも「カッコいいお父さんやおじいさん」でありたいし、いてもらいたい。中高年男性向けに、さりげないおしゃれを演出する老眼鏡や白髪染めなどが登場している。(梅崎正直)
白く明るい店舗の一角に、様々なデザインのメガネが並ぶ。どれも老眼鏡だ。
メガネショップ「Zoff(ゾフ)」を展開するインターメスティック(東京都港区)は4月、おしゃれ重視の既製老眼鏡「Zoff リーディング・グラス」(税抜き3500円)を売り出した。つるに絵柄があり、「従来の既製老眼鏡にないデザイン」だという。男性用は全10種。形は、長方形のスクエア型と丸みのあるウェリントン型がある。
内閣府調査(2009年)では、「おしゃれをしたい」とした60歳以上の男性は48%。10年前に比べ10ポイント増えた。そんな男心をつかもうと、様々な商品が登場している。
福井県鯖江市のブランド「FLOAT(フロート)」が5月に発売したサングラス「URBAN GALAXY(アーバン ギャラクシー)」(税込み9180円)は、サングラスのレンズの一部に付いた老眼スポットレンズに視線を向けると老眼鏡として使える。2色のつると鼻あてが付き、取り換えができる。
ホーユー(名古屋市)が9月に発売した白髪染め「メンズビゲン グレーヘア」(税抜き1080円前後)は、「真っ黒だと不自然」というユーザーの声に応えた商品。50~60歳代男性に似合うグレーヘアに仕上げる。
肩こりのマグネット治療器もおしゃれになった。ピップ(大阪市)が2月に売り出した「ピップ マグネスピネル」は、永久磁石を天然石「ブラックスピネル」風にカットし、ネックレスにした。実勢価格は税込み1万3133円と高価だが、「予想を上回る売れ行き」(同社)だという。
年齢に合ったかっこよさを…MADURO岸田編集長
好奇心衰えないシニア男性に向け、9月に創刊された月刊誌「MADURO(マデュロ)」の岸田一郎編集長(63)に、「おしゃれに老いる」
今の50~60歳代はバブルをやんちゃに
この世代のおしゃれで大切なのは、若ぶらないこと。若者に「あの人、かっこいい」と言われるシニアの芸能人が最近多いが、彼らは若者のまねをするのではなく、年齢相応のかっこよさを演出している。
年齢に合ったファッションや生活スタイルで自分を磨けば、今のシニアはまだまだ輝きます。音楽や旅などの趣味のほか、社会人としての豊富な知識や経験を生かせば、仕事やボランティアでも魅力的な「ジジイ」になれますよ。(談)
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