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高崎尚樹の健康ルネサンス

健康・ダイエット・エクササイズ

「お蕎麦は、食べても太らない!?」

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 街を歩いていて、蕎麦そば屋の店頭で「お蕎麦は、食べても太らない」という、気になる短冊を見かけた。蕎麦が健康に良い食べ物であることは、多くの人が知っているが、「お蕎麦は、食べても太らない」と言いきるのは、言い過ぎではないのか? 食べ物は食べた量が増えるほど、摂取カロリー量が増え、余分に食べた分だけ人間は太るのである。

 「せめて、『おそばは、食べても太りにくい』くらいにしてもらえないものか!?」と思い、勇気を振り絞って、カウンターの奥で蕎麦をゆでる妙齢のお姉さまに聞いてみた。

 「そんなこと、あたしに言わずに社長に言っておくれ!!」とツレナイ返事に、黙々と蕎麦を食べ続けるしかなかった。

 「健康づくり」を仕事にしている私は、健康食としての蕎麦に興味を持ち、今では相当な蕎麦好きである。蕎麦粉十割の粗びき田舎蕎麦が好きで、普通の蕎麦以外に「蕎麦がき」や、トロリとするほど濃厚な「蕎麦湯」を探して、東京近郊の有名店を踏破しようとしている。

 蕎麦が健康に良いことは周知の事実であるが、蕎麦好きの一人として、まとめておきたい。

蕎麦は食物繊維が多く、GI値(グリセミック指数:炭水化物が消化されて糖に変化する速さを表す数値)が低い食品で食後の血糖の上昇が緩やか。

蕎麦をよく食べると食物繊維の吸収効果で血中コレステロール値が低下する。

蕎麦に大量に含まれるルチンというポリフェノールには、抗酸化作用・抗動脈硬化作用・毛細血管の強化作用で脳出血を予防・膵臓すいぞうのインスリン分泌を促進し糖尿病を予防する。



 このように健康づくりに多くの効果が期待できる蕎麦は、日本の健康食の代表である。

 ちなみに、蕎麦好きの私は冷たいざる蕎麦が基本であり、鴨南蛮蕎麦や、たぬき蕎麦など、いわゆる「たねもの」はいただかないことにしている。また、一部の蕎麦ファンに好まれる白い色の更科蕎麦よりも、黒っぽい田舎蕎麦が好きである。田舎蕎麦でそば粉十割・粗びき・ざる、これこそが「蕎麦道」だと信じてやまない。

 これにも、れっきとした理由はある。食物繊維やルチンは蕎麦の実の殻の部分に多く含まれるので、蕎麦殻を取り除いた白い更級蕎麦より外皮の多い田舎蕎麦こそが、キング・オブ・健康食なのである。生活習慣病やメタボ気味なおなかが気になる方は、今日から美味おいしい蕎麦屋を、出来るだけ歩いて探し、よくかんで食べ、ルチンが多く含まれた蕎麦湯をゆっくり飲んで健康になるべきである。

 今回は、かなり蕎麦に入れ込んだ文になってしまったが、それほどまでに蕎麦は素晴らしい健康食なのである。「新蕎麦、打ってます」という短冊を見かけることも、この季節には多い。ついつい「ざる、もう一枚」と追加注文してしまい、自分の摂取カロリーを増やし続けるのは、「天高く馬肥ゆる秋」と言う言葉の由縁かもしれない。


 


 「今日の疲れは今日のうちにクリア」(2)

目的

筋肉をほぐす事で疲れにくい身体を作ります。また、肩こり・腰痛の予防を図ります。

効果

・柔軟性の向上 ・怪我の予防 ・リラックス ・疲労回復

回数
頻度

10~15秒/ポーズ



(次回は、正しく楽しいボールエクササイズです)

 

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高崎 尚樹(たかざき なおき)

株式会社ルネサンス 取締役常務執行役員ヘルスケア事業担当
経営学修士

【業務経歴】
1985年、ダイエーグループ入社。ホテル、スポーツクラブ等、レジャー・サービス事業担当。94年、ルネサンス入社。2006年、執行役員ヘルスケア推進部長。08年から現職。

【公的活動】
厚生労働省関連:公益財団法人 健康体力づくり事業財団理事、健康日本21推進全国連絡協議会幹事、国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所協力研究員
経済産業省関連:日本版PHR研究会委員、次世代ヘルスケア産業協議会 健康投資WG委員などを歴任。

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