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ダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾

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考え方で生活習慣を変える

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 テレビをつけていると、特に見たいと思っていない番組でも、番組が終わるまで、つい見てしまいがちです。それから、明日の準備などをしていると、ついつい睡眠時間が減り、睡眠不足となりがちです。夜遅くまで起きていると、血圧を上げるホルモンが過剰に分泌されることもあります。

 見たい番組は録画してから、時間にゆとりがある時に見るようにしましょう。CMを飛ばして見るだけでもかなりの時間節約になります。

 寝つきが悪い人は、嫌いな仕事や勉強を就寝する前にやってみましょう。嫌いなことは一生懸命に考えないため、脳波が単調となって睡眠波に近くなり、睡眠導入剤のような役割もしてくれます。私の場合は、英語の論文を読んでいるといつも睡魔に襲われてしまいます。

 早食いも高血圧の原因の一つになります。早食いだと、かむ回数も少なく、唾液で消化できず、食べ物が味覚神経を刺激する前に胃に落ちていきます。したがって、薄味だと味を感じにくく、しょうゆ味、塩味、香辛料に頼った食事内容となりがちです。

 「30回かみましょう」と、健康指導でよく聞く言葉ですが、なかなか実践するのは困難で、30回かんだとしても、初めにのみ込んだ分は、ほとんどかんでいないのが現状です。

 一切れを「数千円する高価な、しかもめったに食べられないおいしいもの」と思い込むことができれば、おのずから食べ方は変わるはずです。

 食事をごちそうになった後、「味はどうだった? 30万円する料理だったけど?」と聞かれたとき、まず思うことは「食べる前に言ってよ!」のはず。なぜかというと、30万円する料理なら、しっかり味わって食べ物を堪能する食べ方をしたはずだから。そうなんです。「味わう食べ方」を知っていても、普段はそんな食べ方をしていないのです。食べる前に「味わう食べ方」の情報があれば、食べ方を変えられます。どういった食べ方になるかというと、小さく切って、その食べものが口に入っている間は、舌などの味覚を味わう神経をフル活動させて味を堪能するはずです。

 そこで、普段は1回に口に入れる量の4分の1ぐらいの大きさに切って食べてみましょう。いつものタイミングでのみ込んでも、4倍かむことになり、唾液でも消化されてよりおいしくなり、消化された分、胃の負担も分泌される胃酸の量も減り、胃と食道にやさしい食べ方になります。しかも4倍の個数を食べることができるのです。

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kawamura

川村 昌嗣(かわむら まさひで)
1960年高知県生まれ。3浪の末に慶應義塾大学医学部に入学し、1988年に同学部卒業。2001年から11年まで、横浜市のけいゆう病院健診科で健康指導などにあたる。2012年1月に横浜市西区に川村内科診療所を開業。日本老年医学会指導医、日本抗加齢医学会専門医、未病システム学会専門医、日本人間ドック学会専門医。「内科医が教えるお腹がどんどん痩せていく腹凹歩きダイエット」(永岡書店)、「医師がすすめる50歳からの肉体改造」(幻冬舎ルネッサンス新書)などの著書がある。 川村内科診療所のウェブサイト http://www.kawamuranaika.jp/

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