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いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ

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筋肉の動きを意識しよう

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 現在は、「体育の日」というと、10月の第2月曜日になっています。しかし、わたしが小学生の頃は、10月10日でした。毎年、体育の日は天気が良いので、かならず運動会が開催されました。徒競走や綱引きなど、楽しい思い出がいっぱいです。

 スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋――みなさんは、秋になって取り組んでいることがありますか。お金をかけずに、健康な毎日を過ごすために、まず、体を動かすことからはじめてみてはいかがでしょうか。

 今回は、スポーツではなく、運動でもなく、体を動かすことに注目したいと思います。気構えてスポーツをしようとすると、なかなか長続きしません。運動をしようと着替えてはみたものの、どういう運動をしたら良いか、わからないことがあります。

 しかし、スポーツや運動でなくても、体を動かすことは、毎日の生活で必ず行っていることです。これまで意識しないで動かしていた体を、意識して動かしてみてはいかがでしょうか。

 朝、目が覚めたとき、まばたきをします。これも体を動かすことのひとつです。体のどこか一部の筋肉を動かすこと、を意味します。

 コップを持ち上げるとき、ゆっくりと一本一本の指の動きを確かめながら、行ってください。昔痛めた中指を動かすときに違和感があったり、自分の腕の重さに驚いたり、と意外な発見があるかもしれません。

 首や肩を動かしてみましょう。頭を支えている首の筋肉は、たくさんあります。首の前側には胸鎖乳突筋、前頚筋ぜんけいきんなど、首の後ろには僧帽筋、板状筋など、多くの筋肉が働いています。

 そして、寝ている時も、座っている時も、歩いている時も、同じように、筋肉を意識してみましょう。

 こうした確認をしながら体を動かすことで、自分の体の状態を簡単に知ることが出来るようになります。いつもと違う違和感や痛みを感じたときは、医療機関を受診することをお勧めします。

 50年前の10月10日に、東京オリンピックの開会式が行われました。そして、2020年、再び、東京でオリンピックが開催される予定です。それまで、元気で健康に生活するために、体を大切に手当てしていく必要があります。自分の健康を自分自身でチェックするために、体を動かしてみてはいかがでしょうか。

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いまづ医師の漢方ブログ_顔120

今津嘉宏(いまづ よしひろ)

芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長

藤田保健衛生大学医学部卒業後に慶應義塾大学医学部外科学教室に入局。国立霞ヶ浦病院外科、東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センター等を経て現職。

日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

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7件 のコメント

筋肉や神経の再教育 ホイップキック

寺田次郎関西医大放射線科不名誉享受

某漫画でホイップキックという技術が出てきました。トップレベルでしかできないような書き方でしたが、意識して繰り返しトレーニングすれば、誰でもある程...

某漫画でホイップキックという技術が出てきました。

トップレベルでしかできないような書き方でしたが、意識して繰り返しトレーニングすれば、誰でもある程度できると思います。
筋肉や神経の発達にはタイムラグがありますが、気長に行くといいです。

要はどのタイミングで複数の関節をどの程度関与させるかの問題で、ホイップキックだけでなく無数の蹴り方が可能になります。

基本と言われるインサイドキックだけでも本当はいくつもの種類があります。

全身のバランスを保ちながら、より多くの関節の屈曲や伸展などのエネルギーを効率よく伝えれば、同じ体格や筋力でも強いキックを放つことができます。

勿論、遠心力やその他のエネルギーを利用することで、足りない力を補うことができます。

もっと言えば、立ち方や走り方も関係があります。
同じ個所を何度も痛める選手は自分の動きを確認するといいでしょう。

また、ミートポイント=インパクトの位置や角度を変えれば、同じエネルギーでも推進力や回転力などの伝わり方が変わりますし、息の長いベテラン選手はその辺の技術が上手です。


失敗すれば関節を痛めるので、新しいキックの最初は知人とのパス交換や壁打ちで確かめるのがベターでしょう。


スポーツの一部を取り上げると普通の人には関係のない話に見えるかもしれませんが、筋肉や神経の再教育という観点で考え直すと健康のための技術に応用できると思います。

変形性関節症なんか見るとわかりますが、子供より変化が緩やかなだけで、大人も大人なりに変化しています。


「人間は挑戦を諦めたときに年老いていくのだ」と、昔誰かのインタビューを観ましたが、細胞の老化には抗えなくても、頭や体の使い方は意識して変えていくことができますし、ある程度コントロール可能です。

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自己の意識と外部情報の協調 スペースと人

寺田次郎関西医大放射線科不名誉享受

某大学サッカー部に関する研究で、パスまでにスペース(空間)と人を見ている時間が、下のレベルと1軍では1軍の方が人を見ている時間が長いことが確認さ...

某大学サッカー部に関する研究で、パスまでにスペース(空間)と人を見ている時間が、下のレベルと1軍では1軍の方が人を見ている時間が長いことが確認されました。

これを見て、何を考えるでしょうか?

世界のトップレベルからすればそれほど関係がありませんが、初級や中級から、中級や上級(高校や大学の主力)にレベルを上げるにあたって大きく影響があるのではないかと考えます。

視野と思考は密接なつながりがありますが、トップレベルになればなるほど視野を駆け引きの道具に使うからです。

初級者ほど、スペース=ボールや地面を見る時間が長くなるのは仕方ありません。
それはボールの性質に関する経験や技術が不足しているから、行先を確認しないと次のプレーに支障が出るからです。

一部の天才ではなく、多くの一般の選手の発達や成長の過程を頭に描けば、この研究はもっと深く読めます。

自分の全身の協調運動に、ボール、相手の動きや位置情報などの判断が加わって、プレー=視覚情報からの判断・行動の質や量、スピードに変化が現れていくということです。


もしも、観客席の同じ位置に立てば、一般人でもプロでも視点はそんなに変わりませんが、それ相応の選手、指導者や記者がその位置にいれば、集中してみるポイントは一般人のそれとは異なります。
同じ時間で、同じ視点でも、見るポイントが変われば、解析も判断も変わります。


本文は自分自身の動きに着目していますが、外部情報も含めて意識するところを煮詰めると、仕事や競技によりそう動きへのトレーニングや発達の在り方も見えてくるかもしれません。

勿論、不調な時は身体疾患のみならず、外部意識にとらわれる割合が増えて、自己の意識や動きのバランスが崩れている可能性もありますから、本文のように自己のみに立ち返るのも重要かもしれません。

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スポーツにおける認知と判断と反応の科学

寺田次郎関西医大放射線科不名誉享受

本文がオリンピック応援記事なので、一部の選手のためにフィジカルの差を埋め方について書いてみます。今日はサッカー高校選手権の準決勝を後半最初から1...

本文がオリンピック応援記事なので、一部の選手のためにフィジカルの差を埋め方について書いてみます。

今日はサッカー高校選手権の準決勝を後半最初から15分ほどテレビで見ました。
3-0でしたが、純粋な技術や体力は両者それほど差がありません。

勝っていたチームは、FWの選手の動き出しのタイミングが早く、そこにボールが放り込まれていきます。
走るよりパスの方が、パスよりも頭の中の方が速いので、純粋な速度差を超えて体勢が入れ替わります。
相手とボールの間に一部でも身体をねじ込めれば、普通の守備者は反則か遠回りせざるを得ません。

逆に相手方は足元で繋いで、個人技術でこじ開けに行く傾向がありました。
敵のレベルや戦術との相性もありますが、この方法だとシュートの難易度が上がります。
方法の優劣ではなく、使い分けによりゴールへの確率を上げることができますが、高校生ではまだまだ難しいですね。

また、両者ともボールをキープできる選手はよく周りが見えていて、相手が来る前にボールや体ごと逃げたり、狙って体を当てさせる準備をしたりします。
出来ない選手は狙ってパスできない回数が増えます。

初心者はボールと自分の体、あるいは自分と相手の体の「現在の位置」で判断してからしか動けないのが普通ですが、経験や知識により、より多くが見え、より早く動き出せるようになり、自分の動きによって、ボールや味方や相手の位置を動かすことができます。

行為に必要な動作や確認作業を要素分解し、さらに必要な感覚や運動などに要素分解することで意識すべきポイントや筋肉などが見えます。
(意識して練習すると、必要な時に無意識にできます)
慣れると複数の判断を並列して切り替えることができます。
数学の場合分けを瞬時に切り替えるようなものです。
進学校の方も頑張ってください。

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