歌手 森口博子さん
一病息災
[歌手 森口博子さん]冷え性(4)感謝の大切さ 気付かされた
食事改善と冷え対策で、体調が回復してきた。最悪だった32歳の厄年が過ぎた2年後、芸術座(東京・有楽町)の大舞台で、初舞台ながら初座長という大役を2か月間務めた。その後も舞台や、ミュージカル、ジャズライブなど、活動の幅を広げている。
本番のステージになると、重度の冷え性なのに必ず腕を出す衣装にし、気合を入れる。「冷え性の露出好きなんです。肌は私のユニホームですから。『20代の時より、ずっと顔色が良くなった』と言われます」と明るく笑った。
体調が良くなって、感謝することの大切さにも気付いた。出会いに感謝し、仕事を与えてくれた人、支えてくれる人、ファンへの感謝の気持ちを忘れない。
笑うことも心掛けている。若作りするのではなく、自分を老けさせない努力もしている。「他人の評価を気にするより、自分の芯から輝く方が大事だとわかってきました」
長年、結婚が話題になっている。「私が仕事を続けることを認めてくれる方」を条件に、婚活中だ。
来年はデビュー30周年になる。「生涯発展途上の現役でいることを目標に、歌い続けてきました。私の歌声や活動が、誰かの明日の活力になる表現者であり続けたいですね」(文・斉藤勝久、写真・菅野靖)
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歌手 森口 博子(もりぐち ひろこ)さん(46)
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