文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

体をほぐす

元気なう

(2)太ももの裏側に刺激加える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 年を重ねても、シュッと背筋を伸ばし、若々しくありたい――。そう望んでも、加齢とともに体の柔軟性は低下し、姿勢の悪さや下がり気味のお尻が気になり始める。自宅で気軽にできる「家トレ」ブームは、何とか体形を保ちたいという人々の心理を映し出している。

 近年、「魔法のストレッチ」として注目されているのが、太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)をほぐす「ジャックナイフ・ストレッチ」だ。

 提唱しているのは徳島大運動機能外科教授の西良浩一さん。スポーツで腰を痛めた小中学生にハムストリングスが硬い選手が多いことから、元々は競技への復帰を目指す選手を対象に、けがの予防策として活用していた。

 しゃがんで足首を握るところから始める。次に、胸部を太ももに寄せた状態で膝をできるだけ伸ばし、10秒間保つ。この動作を朝夕5回ずつ行う。膝に変形や痛みがある人は避けた方がいい。

 膝下から股関節、骨盤へとつながるハムストリングスをほぐすと骨盤を動かしやすくなる。その結果、腰への負担が減り、自然と背筋も伸びるのだという。

 西良さんが大人と子供のデータを取ったところ、ともに1か月で立位体前屈の値が平均約20センチ伸びた。高知県は、県内の小学校の体育の授業などで継続して取り組み、スポーツテストの前屈の値を向上させている。

 「ストレッチでハムストリングスに刺激を加える習慣を付けると、お尻の位置もキュッと上がり、見た目も若々しくなります」と西良さん。閉経後に骨密度が低下し、姿勢が悪くなりやすい女性には打ってつけと言えそうだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

元気なうの一覧を見る

体をほぐす

最新記事