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スマホ、ゲーム機でネット…親も勉強 利用ルール作る

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「ネットで知り合った人と、会って遊ぶ約束をしてはだめだよ」。やさしく説明する重田さん(東京都豊島区で)

 スマートフォン(スマホ)や携帯型ゲーム機でもインターネットを見ることが可能になった。

 親の目の届かないところで、子どもが有害サイトを見たり、ネットトラブルに巻き込まれる恐れもある。子どもにこうした機器を与える際は親もよく勉強し、使用ルールを話し合うようにしたい。

 インターネットの安全講習などを行うNPO法人「イーランチ」(静岡県)は、親向けの講座で、ゲーム機でもネット検索ができることを見せている。

 携帯型ゲーム機でネットの検索サイトにつなぎ、「ハーブ 販売」と入れると、吸引すると人体に影響する可能性があるハーブの通販サイトが表示された。ゲーム機でこんなサイトに行き着いてしまうことを知り、親は驚くという。携帯音楽プレーヤーにもネット接続できる機種がある。

 イーランチ理事長の松田直子さんは「子どもは、スマホやパソコンよりも先に、ゲーム機を手にすることが多い。ゲームしかできないと思って与えているとしたら危険」と指摘する。「ネットが使えない設定ができるので、購入したら使い方を親子で話し合って決めてください」

 説明書にはネット利用をパスワードで管理したり、「フィルタリング」で有害サイトへの接続を制限したりする方法が書いてある。面倒がらず、よく読む必要がある。スマホなどもフィルタリングソフトを入れることができるので、販売店などに相談する。

 ネット上のオンラインゲームで子どもがトラブルに遭うケースも増えている。

 国民生活センターによると、全国の消費生活センターに寄せられたオンラインゲームの高額費用請求などのトラブルは昨年度5917件。このうち未成年が当事者となった事例が半数近い2484件を占めた。中でも9歳以下の子どもがトラブルの当事者になるケースが増加傾向にあり、同センターは「低年齢化が進んでいる」と話す。

 先月下旬、東京都豊島区内の民間学童保育に通う子どもたちを対象に、ネット検索のコツを伝授する教室が開かれた。ネット広告を扱う「アイレップ」(本社・東京)が企画、幼稚園年長から小学5年生までの17人が参加した。

 講師の重田盾子じゅんこさんは冒頭、スライドを見せながら「パソコンもウイルスに感染して病気になることがあるんだよ」「インターネットでお友達ができても、住所や電話番号は絶対に教えてはダメ」などと注意点を伝えた。

 自分の中学1年生の娘が、スマホのゲームをした時のエピソードも披露した。画面の下部にあった、遊んでいたゲームとは別ゲームのボタンを押したところ、画面にアンケートが現れ、「はい」「いいえ」で答えていくと「登録ありがとうございます」という画面が出た。怖くなり、電話番号を変えたという。「パソコンやスマホは親と一緒に使う」「おかしいと思ったらすぐ親に相談しよう」と子どもたちに強調した。

 イーランチの松田さんは「親も勉強して、ゲームやパソコン、スマホを使う際のルールを作ってください。トラブルに遭った時に、なんでも相談できる親子関係を普段からつくっておくことも大切」と話している。

■使わせる際のポイント

 ・親が通信料金を支払っており、子が自由に使っていいものではないことを明確にする

 ・フィルタリング設定は、「危険からあなたの身を守るため」としっかり説明する

 ・ゲームで遊んだり、ネットを見たりしていい時間を決める。夜はゲーム機などを子ども部屋に置かないなどのルールを決める

 ・時間などのルールを守れなかったら、いったん使用を禁止し、納得のいくルールを親子で考える

 ・ネットの情報が正しいとは限らない。自分で考えることや親に相談することが大事だと伝える

  (松田さんの話をもとに作成)

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