俳優 石倉三郎さん
一病息災
[俳優 石倉三郎さん]痛風(4)休肝日と毎日歩行 一気に減量
痛風対策として医師に指示されたのは、休肝日を週1、2回設けることと、毎日歩くこと。実直で負けん気が強いから、病気なんかに負けてたまるかと、毎日1時間余、がむしゃらに歩いた。
しかも、1・5キロの鉛が入った重い靴を履いて。「両足で3キロになるから、倍の時間歩く運動になったようです」
これまで連日飲み続けた酒も、「1日抜いて飲むうまさを覚え、休肝日が苦にならなくなった」。これを4か月続けたら、7キロもやせ、尿酸値も糖尿病の数値も、医者が目を丸くするほど、一気に改善された。「急激にやせたので、顔が貧相になってしまうほどでした」
痛風が再発しないよう、定期的に血液検査を続け、酒は痛風のリスクをそれほど高めない焼酎にしている。以前はつまみをほとんど食べずに飲んでばかりだったが、料理もきちんと味わうようになり、「酒の楽しみが増えましたね」。3年ほど前からは、肝臓に良いしじみ汁も毎日飲むようになった。
長生きの目的は、これまで通り、友だちとうまい酒を酌み交わすこと。痛風を一病息災にして、健康に年相応の気を配り、出演依頼の絶えない俳優人生を続けていく。(文・斉藤勝久、写真・小林佳代)
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俳優 石倉 三郎(いしくら さぶろう)さん(67)
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