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右目に黒い糸くずが見える

 右目に時々黒い糸くずが見え、晴れた日はまぶしく、車の運転も疲れます。暗い場所では稲妻が光ったように見えます。治療しなくてよいですか。(66歳女性)

飛蚊症か 網膜に異常あれば治療

福下公子 烏山眼科医院院長(東京都世田谷区)

 目の前に黒い糸くずが見えたり、虫が飛んだり、煙のようなものが流れたりするのが見える症状を「飛蚊症ひぶんしょう」と言います。どの年齢層でも起こりますが、中高年で自覚する場合が多く、近視が強いと10代でも自覚することがあります。

 眼球の中にある硝子体しょうしたいという透明なゼリー状の組織に濁りが生じた結果、目を動かすとそれに伴って濁りが移動し、あたかも虫が飛んでいるように見えるので飛蚊症の名が付きました。

 多くは加齢に伴って硝子体が変性することが原因で、治療の必要がありません。しかし、網膜剥離や眼底出血、炎症による場合は治療が必要で、放置すると視力障害を起こしたり、失明したりすることもあります。

 網膜剥離は、網膜に亀裂が入ったりする「網膜裂孔」や眼球打撲などが原因で起こります。また、眼底出血は、糖尿病網膜症、網膜静脈の閉塞、高血圧、緑内障性視神経乳頭出血などで起こり、中高年に多い疾患です。

 診断は、精密眼底検査や、拡大鏡を使う「精密細隙灯さいげきとう顕微鏡検査」で行います。この検査で病的な原因が発見されれば、治療を受ける必要があります。

 稲妻が光ったように見えるのは「光視症」と言い、眼底の網膜に刺激がおきている状態です。飛蚊症に光視症が伴う場合は、治療が必要な網膜の病気も考えられます。初めて飛蚊症を自覚した時、飛蚊症の数や形に変化を生じた時は、眼科専門医を受診されることをお勧めします。

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