文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾

yomiDr.記事アーカイブ

肩こりに効く「脇締め体操」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 肩こりは、日本人の多くが悩まされている病気の1つです。特に女性に多くみられ、平成25年の国民生活基礎調査によると、8人に1人に肩こりの症状があるとされています(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/04.pdf)。

 
イラスト kasimo

 高血圧がその原因と考えられていた時期もありましたが、低血圧の方にも肩こりは多くいます。現在では、同じ姿勢を取り続けること、眼精疲労、運動不足(筋力低下)、ストレスが原因として挙げられています。

 今は特に、街中でも良くみられる、スマホをやっている時の姿勢が、この肩こりを作り、増やし、悪化させていることは間違いありません。

 頭はかなり重量があり、前傾姿勢になっていると、肩から首の後ろ側の部分にある筋肉(僧帽筋)で引っ張る形になります。

 これはシーソーと同じです。体重の軽い人は中心から遠くに座ってもらってバランスを取りますね。頭が体の中心より前方に出れば出るだけ、距離が長くなるので、僧帽筋への負担が増えていくのです。

 頭を背骨の真上に来るように姿勢を矯正することで、この負担がかなり軽くなります。

 そこで、下のイラストにある「脇締め体操」をお勧めしています。30分に1回ぐらい取っていただくことで、この首から肩にかけての負担が軽減します。

 両手を後ろに回し、反対の手の肘を持って、脇を締めるようにしましょう(この際、おなかを引っ込めると、おなかのダイエットにも役に立ちます。肛門の周囲の筋肉を収縮させると、笑ったり、せきやくしゃみをしたりした際の尿漏れ予防にもなります)。

イラスト kasimo

 身体が硬くて、手が後ろに回りにくい人や、肩の関節が痛くなる人は、手を背中側に回して、脇に物を挟む感じで、脇を締めるだけでよいです。その際には、肩を開いて胸を張ること、あごを少し引き気味にすることを忘れないでください。

 また、寝るときに、首を圧迫して寝ると気持ちよいため、高い枕になりがちなのですが、高い枕だと、首の周りの筋肉を引っ張ってしまうことになり、寝ている間の筋肉の緊張が取れにくくなるため、肩こりの改善にならず、肩こりが持続する原因の一つにもなります。

 少し高さが足りないかな? といった高さが最もいいと思います。寝返りを打つつもりで体を横向きにする際に、スムーズに体が動かせる枕の高さに調節してみてください(高すぎたり、低すぎたりした際には、寝返りを打つ際に反動を使います)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

kawamura

川村 昌嗣(かわむら まさひで)
1960年高知県生まれ。3浪の末に慶應義塾大学医学部に入学し、1988年に同学部卒業。2001年から11年まで、横浜市のけいゆう病院健診科で健康指導などにあたる。2012年1月に横浜市西区に川村内科診療所を開業。日本老年医学会指導医、日本抗加齢医学会専門医、未病システム学会専門医、日本人間ドック学会専門医。「内科医が教えるお腹がどんどん痩せていく腹凹歩きダイエット」(永岡書店)、「医師がすすめる50歳からの肉体改造」(幻冬舎ルネッサンス新書)などの著書がある。 川村内科診療所のウェブサイト http://www.kawamuranaika.jp/

ダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾の一覧を見る

最新記事