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ダイエットの達人・ドクター川村のスマート健康塾

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血圧を上げない職場処世術

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嫌な仕事を最優先で

 現実社会においてストレス対策が重要です。ストレスがあるだけで、血圧は20~30上昇することなどしばしば起こります。労災認定される脳出血や心筋梗塞などが著増しているのも、このストレスが原因の一つになっています。

 嫌な仕事もしなければいけません。ついつい後回しにして、時間がなくなり、中途半端で終わってしまい、上司からお小言が、といったことにもなりかねません。

 その嫌な仕事は、逆に優先して取り組みましょう。早いうちにいろいろな問題点に気づくことができるので、その問題点に詳しい人に質問することもできます。嫌な仕事を積極的に取り組んでいるという好印象を周りにあたえることもできます。

 正面と向き合って考えていると、問題点がはっきりしてくるし、内容にも精通してくるので、その後の情報を仕事内容に生かすことも。見返す時間が取れることにより、ケアレスミスを未然に防ぐことも可能です。その上、嫌な仕事をやらなければいけないという精神的なストレスを長時間抱え込まなくても済みます。

 このように考えると、やりやすい仕事や興味のある仕事は、後回ししたほうが良いでしょう。気がめいっているときや、仕事の能率が上がらないときには、やりやすい仕事をして、乗ってきたら、避けたい仕事を優先してみましょう。


上司がストレスの原因、対処法は?

 対人関係がストレスという場合もあるでしょう。特に直属の上司がストレスの原因であると悲惨です。

 自分のことを気に入ってくれて、かわいがってくれている人の元で仕事をすることは、楽しくもあり、やりがいもあります。特にミスしそうなときに何げなくフォローしてくれると非常にありがたいものです。

 当たり前の結果を出しても、満足せず、重箱の隅を突っついたような問題点を持ち上げて非難をするような上司もいます。そのとき、「あいつに文句を言われたくない」、「あいつを見返してやりたい」という気持ちを強く持てば、現在の仕事の内容をより注意深く点検し、いろいろなあらさがしをされても、そのことが本番のプレゼンの際には役立つこともないとは言えません。よりミスの少ない、完成度の高い仕事をするためには、口うるさい上司は必要不可欠だと思うことができれば、少しは感謝の念が…。

 そうは言っても、こちらに落ち度がないのに、文句を言われるのは嫌なものです。

 けれど、そこをあえて次のように言ってみてください。


 「いつも気づかない問題点をご指摘いただきありがとうございます。今後このようなミスをしないよう一生懸命がんばります。今回も厳しいご評価よろしくお願いします」


 自分が嫌いだと思っていれば、腹が立っていれば、その雰囲気に相手も敏感に反応し、より気まずい雰囲気や敵対する感情が生まれてくることも少なくありません。

 逆に、嫌みで言ったつもりが、感謝の言葉で返されると、相手の感情に変化が生まれ、今後の対応も変わってくるかもしれません。

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kawamura

川村 昌嗣(かわむら まさひで)
1960年高知県生まれ。3浪の末に慶應義塾大学医学部に入学し、1988年に同学部卒業。2001年から11年まで、横浜市のけいゆう病院健診科で健康指導などにあたる。2012年1月に横浜市西区に川村内科診療所を開業。日本老年医学会指導医、日本抗加齢医学会専門医、未病システム学会専門医、日本人間ドック学会専門医。「内科医が教えるお腹がどんどん痩せていく腹凹歩きダイエット」(永岡書店)、「医師がすすめる50歳からの肉体改造」(幻冬舎ルネッサンス新書)などの著書がある。 川村内科診療所のウェブサイト http://www.kawamuranaika.jp/

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