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お父さんお早うございます、お母さん・・

めざめたじいさん

 寺の朝は早い、父母が起き、父は身を清め読経、母は朝餉の支度。へっついに釜を置き蒸気が上がるのを待つ。囲炉裏の鍋に味噌汁が。
 子どもらは、布団を上げ、掃き掃除と雑巾がけを分担する。5歳以上はみな働く。
 すべてが終わったとき卓袱台を囲み、「お父さん、お早うございます」「お母さん、お早うございます」両手をついて深々と頭を下げ挨拶をする。長幼の序、長男から順に挨拶する。ようやく父が箸に手を置き、一緒に「頂きます」と手を合わせる。

 一人息子には、挨拶させる間がなかった。家内は朝食の片付けをして、息子を保育園に送り、その足で事業所に行った。保育園で、始めて朝の挨拶をした。

 孫は保育園に連れて行くと「お早うございます」と挨拶が出来た。はたち過ぎた今も「ただいま」とやってくる。障害者施設で暮らすには、職員さんがみな挨拶を仕込んでくれる。

 老夫婦の生活も、「お早う」「頂きます」「ごちそうさま」「お休み」「御免ね」・・・の挨拶は欠かさない。私にはもう一つ大事な挨拶がある。仏様への挨拶。光明真言・般若心経。1日の始まりは「きょうも健康で安全に」、日暮れには「今日一日、御仏のお陰で無事で過ごせました」。ふた組の両親と義母への挨拶か欠かさない。

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挨拶は社会参加の第一歩

埼玉のシニア

家内の入居のために4か所ほど老人ホームを見て回った時のことですが、挨拶がきちんと出来ているところは明るく、安心感を与えてくれましたし、そこに決めた理由でもあります。今でもホームの従業員は全員 こんにちは と溢れんばかりの笑顔で言ってくれます。

中には挨拶の出来ない人もおり、逆にこちらから言って返事を返す人もおります。が、そうゆう人は長く勤務できないようです。

挨拶は子供の時から親にしつけられないと出来なくなります。昔子供の頃、家に客が来ていたときなど、必ずひざまずいて こんにちは と言うようにしつけられました。今の子供は隣の人でも言いません。都会だからそうなのかと思いますが、言わせる家庭もあるので、やはりその家庭の親の素質であろうと思います。

社会に出てからの挨拶は厳しいもので、それからでよいと考えている家庭は、その子の将来を駄目にしているかもしれません。
心のこもった挨拶は直ぐには出来ないのです。挨拶の出来ない人にはチェックが入ります。必ずですよ。

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