文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ

yomiDr.記事アーカイブ

朝、起きて「おはよう」と言えますか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

心と体のバランスをみる

 皆さんは、ワールドカップの試合、ごらんになりましたか。わたしも日本代表チームの活躍に、一喜一憂させていただきました。前に向かって頑張る姿勢、大きなプレッシャーを抱えながら走り回る姿に、感動を覚えました。

 スポーツは、小さな頃から大好きです。スポーツを見ることで、心を動かされ、実際に運動することで、精神的に強くなります。スポーツをするには、心と体のバランスが大切です。「心技体」をひとつにすることが肝心だ、という人もいます。心と体、切っても切り離せないようですね。

 日本代表の選手たちも、目標に向かって、心と体のバランスを調整したのだと思います。

 みなさんも、試験やプレゼンテーションなどのさまざまな試練に、日々、心と体を整えていると思います。そんな毎日の生活の中で、一番、心と体の調子を整えることが求められるのは、どんなときでしょうか。例えば、「朝、起きる」「家族にあいさつをする」といった、小さなことかもしれません。

「朝、起きる」のに苦労されている人へ

 夢の世界から現実の世界へ、目をつむって真っ暗なところから目を開けた明るいところへ、違った空間が広がります。みなさんは、朝、すっきりと起きられていますか。わたしも、前日の仕事のことが気になり、目覚めが悪かったり、体調が優れず、起きられなかったりします。精神的な負担があると、睡眠がうまくとれないことが多くなります。肉体的な負担が大きいと、寝ても疲れがとれなくなります。

 「朝、起きる」ことに、心と体、どちらにも影響するわけです。朝、どんなに眠くても、体が重くても、起きることを決めるのは、自分自身です。自分の力でしか、起きることはできません。「朝、起きる」ことは、自分の力を確認するバロメーターになります。

「家族にあいさつをする」のが苦手な人へ

 学校でも、会社でも、あいさつをすることは大切です。口からあいさつの言葉を発声するには、エネルギーを使います。エネルギーを使うには気力と体力が必要です。気分が優れないときは、声が小さくなります。体力がなくなると、声が小さくなります。

 あいさつ一つとっても、心と体が関係しています。「家族に、あいさつをする」のは、自分の気力と体力をみるために大切な行動です。あいさつをすることで自分とまわりをつなげることになります。「家族に、あいさつをする」ということは、自分と自分以外の人との関係をうまく行えるかどうかのバロメーターになります。

 わたしが、患者さんの診察をする上で大切にしているのは、患者さんの毎日の生活の様子です。「朝、起きる」「家族にあいさつをする」といった、毎日の生活のほんのちょっとしたことから、心と体の状態を探ることができます。みなさんも自分の生活を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 最後になりましたが、6月27日から29日まで、東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて日本東洋医学会学術総会が開かれます。今回の市民公開講座は、講談師の神田香織師匠による漢方講談です。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

いまづ医師の漢方ブログ_顔120

今津嘉宏(いまづ よしひろ)

芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長

藤田保健衛生大学医学部卒業後に慶應義塾大学医学部外科学教室に入局。国立霞ヶ浦病院外科、東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センター等を経て現職。

日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

いのちに優しく いまづ医師漢方ブログの一覧を見る

2件 のコメント

お父さんお早うございます、お母さん・・

めざめたじいさん

 寺の朝は早い、父母が起き、父は身を清め読経、母は朝餉の支度。へっついに釜を置き蒸気が上がるのを待つ。囲炉裏の鍋に味噌汁が。 子どもらは、布団を...

 寺の朝は早い、父母が起き、父は身を清め読経、母は朝餉の支度。へっついに釜を置き蒸気が上がるのを待つ。囲炉裏の鍋に味噌汁が。
 子どもらは、布団を上げ、掃き掃除と雑巾がけを分担する。5歳以上はみな働く。
 すべてが終わったとき卓袱台を囲み、「お父さん、お早うございます」「お母さん、お早うございます」両手をついて深々と頭を下げ挨拶をする。長幼の序、長男から順に挨拶する。ようやく父が箸に手を置き、一緒に「頂きます」と手を合わせる。

 一人息子には、挨拶させる間がなかった。家内は朝食の片付けをして、息子を保育園に送り、その足で事業所に行った。保育園で、始めて朝の挨拶をした。

 孫は保育園に連れて行くと「お早うございます」と挨拶が出来た。はたち過ぎた今も「ただいま」とやってくる。障害者施設で暮らすには、職員さんがみな挨拶を仕込んでくれる。

 老夫婦の生活も、「お早う」「頂きます」「ごちそうさま」「お休み」「御免ね」・・・の挨拶は欠かさない。私にはもう一つ大事な挨拶がある。仏様への挨拶。光明真言・般若心経。1日の始まりは「きょうも健康で安全に」、日暮れには「今日一日、御仏のお陰で無事で過ごせました」。ふた組の両親と義母への挨拶か欠かさない。

つづきを読む

違反報告

挨拶は社会参加の第一歩

埼玉のシニア

家内の入居のために4か所ほど老人ホームを見て回った時のことですが、挨拶がきちんと出来ているところは明るく、安心感を与えてくれましたし、そこに決め...

家内の入居のために4か所ほど老人ホームを見て回った時のことですが、挨拶がきちんと出来ているところは明るく、安心感を与えてくれましたし、そこに決めた理由でもあります。今でもホームの従業員は全員 こんにちは と溢れんばかりの笑顔で言ってくれます。

中には挨拶の出来ない人もおり、逆にこちらから言って返事を返す人もおります。が、そうゆう人は長く勤務できないようです。

挨拶は子供の時から親にしつけられないと出来なくなります。昔子供の頃、家に客が来ていたときなど、必ずひざまずいて こんにちは と言うようにしつけられました。今の子供は隣の人でも言いません。都会だからそうなのかと思いますが、言わせる家庭もあるので、やはりその家庭の親の素質であろうと思います。

社会に出てからの挨拶は厳しいもので、それからでよいと考えている家庭は、その子の将来を駄目にしているかもしれません。
心のこもった挨拶は直ぐには出来ないのです。挨拶の出来ない人にはチェックが入ります。必ずですよ。

つづきを読む

違反報告

すべてのコメントを読む

最新記事