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日焼けに気をつけよう(2)日焼け止め「PA」「SPF」で

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 しみ、そばかす、しわの原因になる日焼け。特に、いぼなど慢性傷害(光老化)になりやすいシニア世代は対策が必須です。

 元凶の紫外線は、波長の違いでA波とB波に分けられます。A波は波長が長く、肌の奥まで届きますが、影響は少なめ。それでも、弾力を奪い、しわにつながります。一方、B波は波長が短く、肌の浅い部分にとどまるもののダメージは大きく、しみやそばかすを引き起こします。

 クリームやローションなどの日焼け止め製品には、効能を示す「PA」と「SPF」の値が示されています。A波をカットする指標がPAで、+記号の数で4段階に表示、+の数が多ければ多いほど日焼けを防ぐ効能があります。一方、SPFはB波を防ぐ指数で、効能の上限を50+と表示しています。天候にもよりますが、PA++、SPF30は必要でしょう。

 また、日焼け止めには紫外線を取り込むことで浸透を防ぐ吸収剤、紫外線をはね返す散乱剤の2種類があります。吸収剤はアレルギーを起こす場合もあり、敏感肌の人には散乱剤を勧めます。

 帽子、日傘、手袋、マスクなどで日差しを防ぐことも大切です。紫外線対策が施されたUVカット商品を選びましょう。海水浴や屋外プールでは長袖、長ズボンスタイルの水着を着用するのも効果があります。

(講師は高橋皮膚科院長の高橋邦明さん)

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