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はつらつ健康指南

健康・ダイエット

まったり手軽に 南米マテ茶

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サッカーW杯で関心高まる

ティーバッグや粉末など様々な製品が並ぶ(東京・神宮前のマテ茶専門店「フェデリコマテ マーケット&カフェ」で)

 南米で飲まれている「マテ茶」が、日本でも人気を集めている。日本時間の13日に始まるサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、南米への関心が高まっているためだ。緑茶のようなすっきりした味わいで、日本人にも飲みやすいという。

 モチノキ科の常緑樹「マテ」の葉を乾燥させて砕いた茶葉から作るのがマテ茶。鉄分やカルシウムを豊富に含んだ土壌でしか育たず、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイで生産されている。乾燥させた茶葉に水や湯を注いで飲む。

 日本での人気のきっかけとなったのは、日本コカ・コーラが2012年に発売したペットボトル入りの「太陽のマテ茶」。発売10か月で、500ミリ・リットルのペットボトルで1億3000万本分が売れ、一般に人気が広がった。「ブラジルW杯の影響で、南米の食文化に欠かせないマテ茶に注目が集まっているため」と同社の担当者。

ジュースに酒に

 人気を受け、楽しみ方も多様化している。

 東京・神宮前の「フェデリコマテ マーケット&カフェ」は、すっきりした味わいが特徴のパラグアイ産マテ茶の専門店。店内では、マテ茶にミルクを混ぜたカプチーノ(648円税込み)や、レモングラスを混ぜたマテ茶(540円税込み)なども飲むことができる。経営者のヤンソン七美さんは「マテ茶はくせがないので、グレープフルーツやジンジャーを入れて香りを楽しんだり、焼酎を割ったりといろいろな楽しみ方ができる」と話す。

 4月に神戸市にオープンした「アロマシェイク」は、マテ茶専門のジューススタンド。マテ茶とイチゴやパイナップルなどを混ぜたオリジナルドリンクを430~450円(税込み)で提供している。

 食品輸入会社「リードオフジャパン」(東京)は4月下旬、マテ茶の香りと苦みがするフランス産のリキュール(700ミリ・リットル)の発売を始めた。ホワイトリカーにブラジル産のマテ茶葉を漬け込んだ酒。インターネット通販で1700円程度で購入できる。

「つぼ」で味わう

マテつぼにマテ茶の葉を入れ、氷水をそそぐ。つぼに添えたさじのようなものがストロー。先端に穴が開いている(東京都町田市の「ひじかた園」で)

 専用の「マテつぼ」に茶葉と水や湯を入れ、底にたまったマテ茶をストローでゆっくり飲むのが南米での伝統的な飲み方。

 東京都町田市のお茶専門店「ひじかた園」では、パラグアイ産のマテつぼ(3780円税込み)やストロー(2000~3000円程度)を輸入、販売している。2年ほど前から、注文が急増。南米でよく飲まれるハーブ入りマテ茶の注文も増えているという。店主の土方隆司さんは「本場の飲み方で、南米的なゆったりした時間を楽しみたい人が増えている」と話す。

 食品輸入会社などでつくる日本マテ茶協会(東京)によると、マテ茶にはカルシウムやマグネシウム、鉄分などが豊富に含まれているという。同協会事務局長の石川敏明さんは、「移民やサッカーを通して、南米は日本人にもなじみが深い。マテ茶を通して、南米のパワーを取り込みたいという気持ちがあるのではないか」と話している。(吉田尚大)

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