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介護・シニア

登山で健康づくり(3)転倒防止 ひも輪付きつえ

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 最近の登山ブームで、山登りを楽しむ人が増えてきました。その一方で、登山中にけがを負う人が増えているのは残念です。

 けがは、下り坂での転倒によるものが大半です。頂上まで登り切った満足感や疲労感から、注意力が散漫になるのが要因と考えられます。下山には細心の注意を払ってください。

 転倒は高齢者で特に増えるので、60歳以上の人は、スキーストック型でひも輪がついていて、ねじで長さを調節できるタイプのつえを両手に1本ずつ持つことをお勧めします。ひも輪に手首を通し、登り坂は短め、下り坂は長めに調節し、ねじをしっかり締めましょう。

 こうすれば、体のバランスを保ちやすくなり、転倒の危険が大幅に下がります。1本ではバランスが悪いので、必ず2本持ちましょう。

 私自身、若い頃は8000メートル級の山に登った経験もありますが、83歳の今は足腰の衰えを自覚し、登山の際は2本のつえを使います。

 転びやすさの判定では、目を開けて片足で何秒間立っていられるかを測る「開眼片足立ち時間」が目安にできます。素足で片方の脚を5センチほど上げ、腰に両手を当てて1点を見つめます。

 20秒未満なら要注意。バランス機能が衰え、転倒しやすくなっています。この場合、年齢によらず2本のつえを使いましょう。

 安全第一で登山を楽しみながら、健康づくりにつなげていただければ幸いです。(講師は医師で京都府山岳連盟顧問の中島道郎さん)

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