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高校生の孫 高所で耳に痛み

 高校生の孫は、山など高い所に登ると耳が痛くなります。耳栓をつけなければならない時もあります。良い治療法があれば教えて下さい。(74歳女性)

唾液のみ込んで防ぐ

市川 朝也(ともや) 東京都立小児総合医療センター耳鼻いんこう科医長(東京都府中市)

 急激な気圧の変化に対し、耳の中の圧の調整がうまくいかなくなり、痛みの出る「航空性中耳炎」と思われます。「耳管狭窄きょうさく症」の一種です。ドライブやケーブルカーで下山したり、飛行機で着陸したりする時に起こります。

 症状が起きる前触れに、耳栓をしたような耳の閉塞感が表れますが、車内に騒音があると気付くのが遅れます。片耳ではなく、両耳で症状が同時に表れることも気付きを遅れさせます。

 症状は、唾液を30秒に1回のみ込むことで防げます。耳の中の気圧の変化を緩やかにできるためです。アメ玉などをなめるとよいでしょう。こうした対処をするために、坂を下る車に同乗する時は、帰り道で疲れていても絶対に眠ってはいけません。着陸態勢に入った飛行機も同様です。

 一方、寒さで鼻水が出ていたり、風邪で鼻がつまっていたりする時は、気圧の調整ができないため、高所で耳が痛くなることもあります。ドライブで登山する場合は、停車を繰り返すなど休憩をとることが必要です。標高が300~500メートル高くなるごとに水分をとるとよいでしょう。

 鼻の中が乾燥したら、市販の生理食塩水を鼻に噴射します。頂上ではなく、その前後で休息をとるようにします。こうした症状が出やすい人は、体調が悪い時にはケーブルカーなどでの登山や飛行機の搭乗は避けましょう。耳栓をしても効果はありません。やむを得ない時には事前に耳鼻咽喉科医に相談しましょう。

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