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医療相談室

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涙が出ない、口の中も乾燥

 悲しい時でも涙が出ずに困っています。57歳の時に自律神経失調症と診断された頃からの症状で、口や鼻の中が乾燥する症状もあります。夫が亡くなった時に涙が出ないと思うと苦しいです。(75歳女性)

自律神経の乱れ 原因調べる

黒坂 大太郎 慈恵医大病院リウマチ・膠原病内科診療部長(東京都港区)

 涙が出ないで目が乾燥することをドライアイ、口の中が乾燥することをドライマウスと呼びます。

 こうした症状は、降圧剤や抗うつ剤などの薬が原因で起こることがあります。

 全身性の疾患が原因の場合もあります。免疫のバランスが崩れ、涙や唾液を分泌するところに炎症が起こる「シェーグレン症候群」と呼ばれる膠原病です。また、原因がはっきりとしないこともあり、この場合、自律神経失調症と診断されることが多いようです。

 まずは何が原因なのか調べてもらいましょう。薬を飲んでいるのならば主治医に相談してください。

 いずれの場合でも、乾燥症状に対しては、うがい薬や目薬で様子をみることが多いようです。しかし最近は、目薬も色々と開発されています。眼科医に相談するとよいでしょう。唾液の分泌を促す薬がよく効く人もいます。

 涙や唾液の分泌は、自分の意思ではコントロールできない自律神経に支配されており、自律神経のバランスが崩れるとおかしくなります。病気のことばかり考えてしまうと、ストレスがたまって自律神経のバランスが崩れるため、余計に症状が悪化します。

 つらいのはよくわかりますが、少し無理をしてでも自分の好きなことなどをして気持ちを切り替えると、自律神経のバランスが良くなることがあります。病気と考えずに自分の体質と考え、まあ、こんなものかと考えている人の方が症状は軽くなることが多いです。

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