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介護・シニア

「ニューエルダーシチズン大賞」募集始まる

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審査員・落合恵子さんに聞く…誇りを抱き 共に生きる

審査員で作家の落合恵子さん(東京都港区で)=川口敏彦撮影

 社会貢献や趣味などに取り組み、積極的に人生を切り開く70歳以上の高齢者を表彰する「第14回ニューエルダーシチズン大賞」の募集が始まった。

 誰もがいずれ迎える高齢期をどう生きるか。そのヒントを、審査員の一人で、作家でもある落合恵子さん(69)に聞いた。

 ――審査員を2005年の第5回から務めていただき、今回で10回目です。

 「審査では毎回、応募者が生き生きと暮らし、自ら立てた目標に向かってまい進している姿が印象的です。従来、リタイアと呼ばれた年代になっても、私たちは人生そのものをリタイアするわけではなく、この国の高齢者もより積極的に社会的な活動をするエルダーになりつつあると感じています。人生をどう生き、何に価値を見いだすかは、本来、一人一人で違うもの。高齢者も、社会も、高齢者の『個』の違いをより自然に受け止めるようになりました。生き方を選択できる幅が広いほど、文化的な社会だと思います」

 ――65歳以上の高齢者では、女性人口は男性の約1・3倍。あらゆる世代で女性の活躍が期待されています。

 「私はかねてから、『性差よりも個人差』と主張してきました。高齢女性には『半歩下がって』との考えがまだ残るようですが、ジェンダーにこだわらず、一歩前に出ていただきたい。子育てなどを通じて地域に根ざし、地道な活動を続けている女性はたくさんおられます。さらに手を挙げ、声を上げてもらえたらと、審査員になった当初から願っています」

 ――望まれる高齢者像は。

 「後に続く世代にとって、人生のガイド的な役割でしょうか。リーダーはある方向に人々を導きますが、ガイドは様々な情報を示したうえで『どの道を進むかはあなた次第』と助言する存在です。豊富な人生経験と知識があればこそできること。核家族化で血縁が薄れ、地球規模で物事が動く時代になり、家族や地域を超えて豊かな人間関係をつむぐことが大切な『結縁』の時代とも思えます」

 ――老いは誰にもやってきます。

 「だからこそ、誰もがそれぞれの老いという日常のパイオニアになり得るのでは。誰にとっても老いは初めて迎える未知の体験だから。私も、目覚めるごとに新しい自分でありたい、新しい発見をしたいと願っています。自ら動かないと、新しい空気にはなかなか触れられないですから」

 ――どんな心構えが必要でしょうか。

 「大切なのは周りとの分かち合い。高齢者自身も自分と異なる状況で生きている人の存在を忘れず、他人の心の痛みや、陰の部分にどれだけ想像力を働かせることができるかで、日常の景色は変わり得るものです。超高齢社会で皆が元気であるとは限りません。認知症の方もいます。互いの違いから学び合い、エルダーであることに誇りを抱き、共に生き、互いに祝福できる社会であることを願います」(聞き手・石原毅人)

第14回 募集要項

 「第14回ニューエルダーシチズン大賞」の募集要項は以下の通りです。

 【表彰】大賞(1人)=旅行券30万円分、読売新聞社賞(1人)=同15万円分、入賞(8人)=同5万円分

 【資格】1944年(昭和19年)4月1日以前に生まれた個人。自薦・他薦不問。過去に応募した人でも受賞者以外は応募可

 【応募】活動内容を紹介する作文(400字詰め原稿用紙5枚以内)と、候補者が写っていて活動内容がわかる写真1点を郵送。表書きに作文の題名、候補者の氏名(ふりがな付き)、郵便番号、住所、電話番号、性別、生年月日、年齢、自薦・他薦の別を明記。他薦の場合は、推薦する人との間柄、推薦者の氏名(同)、郵便番号、住所、性別、生年月日、年齢を併記。締め切りは7月31日(必着)

 【発表】10月に読売新聞紙上で

 【応募・問い合わせ先】〒100・8055 東京都千代田区大手町1の7の1 読売新聞東京本社 社会保障部内「第14回ニューエルダーシチズン大賞」事務局((電)03・3217・1714、土日祝日を除く午前9時半~午後4時)

 【主催など】主催・読売新聞社 後援・厚生労働省 協力・高齢社会NGO連携協議会、全国老人クラブ連合会

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