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8件 のコメント

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我が身で思い知った経験

kei

宋先生のブログ、時々拝見しております。
マタ旅に関して、考えさせられました。

現在第2子目を妊娠中で26週です。
第一子の時はフルタイムで働いていましたが、毎回の妊婦検診も順調、何の問題もなく、もう少し頑張れば産休でゆっくりできる…と、あの頃は当然のように考えていました。
それが27週目のある日の検診で主治医に告げられたのは「切迫早産です。もう緊急入院しなくてはならない程、頸管長が短くなっています」という、あまりにも突然の診断でした。
明日は自分の誕生日で主人と美味しいごはんを食べる約束もして、明後日は友人と出産前最後になるだろうマタ旅に出掛ける予定の中、私は人生初めての長期入院をしたのです。
健康で、持病1つない自分が、しかもこんな突然切迫早産に?
当時の私はパニックでした。
結局、様々な検査をしても細菌感染や子宮頸管無力症等の原因はなく、お腹が張りやすく、その自覚がないまま至ったのでは、という主治医からの説明でした。
元気な自分が、その後24時間張り止めの点滴生活を送り、どんどん体力も気力も奪われる状況になるだなんて、あの頃どうして想像できたでしょうか。
確かに妊娠や出産は病気ではないので、本人の体調次第では国内・海外旅行も可能だと思います。
周囲でも海外旅行を満喫してきた方も割と少なくはありません。
しかし、健康な自分だから子宮も大丈夫ではないことを長期入院で思い知り、第2子妊娠中の現在も張り止め薬を服薬しながら、慎重に生活する日々です。

妊娠・出産は、本当に何が突然起こるかわかりません

母体が健康であっても、私のようなケースがあることを日々現場で見ていらっしゃるからこそ、宋先生はこのように発信しているのだな、と思います。



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確かに

koharu☆

私自身も医療関係者ですが、先生の声は良くも悪くも現場の方の声だと思います。ただ妊娠を甘くみているか公共心の欠如というのは若干言い過ぎのような気もします。

妊娠というのが一分一秒後には危険になるかもしれない、ということは先生や医療従事者であれば当然知っていることです。

ただ一般の方、特に初産ともなれば周りから“産まれたら中々出かけられないわよ~”とか“今のうちに二人の時間を過ごしたほうがいい”などの話題が出るでしょうし、妊娠出産は経験のない未知の領域です。日本の多くの地域で医療体制面で人手が不足しているからあまり遠出はしないようにしようと予測される人の方が珍しいのでは。

そんな意識で旅行なんてもっての他だと言うのは関係者側としては良く理解できますが、具合が悪いときは自力でクリニックまで診療時間内に来てください、という医療側のスタンスそのものだと思います。そもそも私自身は現場で働いていますが、いつ起こるかわからない異常事態に休日加算や夜間診療などの追加の料金が発生するは本来ならばおかしいと感じています。
地域医療が負担を強いられているのも重々承知ですが、そもそも人口を都市に集約している今の行政にも問題があると私は思います。

もちろん妊娠出産が女性にとって命がけの大仕事になるわけですから現場の我々も正しい知識を普及していくために健診時の助産師指導や母親学級、学校での保健指導の充実などを積極的に行っていきましょうね!!

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どこかの雑誌で特集を組んでほしい

じぞう

出産・育児系の雑誌には、ぜひ特集を組んで「マタ旅」について全国の産婦人科医のアンケートを取って、結果を掲載してほしいですね。
きっと数多くの「こんな大変なことがありました」「あやうく流産するところでした」「残念ながら流産されました」という話が出て来るのではないでしょうか?

産婦人科医はただでさえ、人手不足の状況のはずです。
普段診察していない妊婦さんの突発トラブルの対応をさせるべきではないと思います。

安易な考えで「楽しく過ごす」ことを優先させるのではなく、まずは「無事に出産を迎える」ことを優先する意識を持ってもらうことが、本当の意味での「幸せな出産」につながると思います。

別に旅行に行かなくても、安全なストレス解消法はあるはずだと思いますが...。

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是非広く告知を

一小児科医

記事を拝見しました。八重山病院に夜間受診する旅妊婦への対応は、本当に精神力を使うものだと思います。
大丈夫、と軽々しく言えない風潮の中でのマタ旅ブームは、旅先での緊急なお産に対応せざるを得ない我々小児科としても、いい迷惑です。
新生児科が独立している地域の総合病院はそう多くはありません。小児科医が兼務してNICUをみています。なので、常に具合の悪い赤ちゃんたちに全力投球を続けられるわけではないのです。

安定期になったら遠出したい、とお考えの妊婦様方は、何があっても自己責任ということを一筆書いていただきたいほどです。

子どもを連れての旅も、結局「自分がどうしたいか」だけを考えている証拠です。赤ちゃんにとって人ごみ、閉鎖的な空気の中でどれだけストレスを受けるものか想像すべきです。

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学会から苦言を申し入れては?

hatch

マタニティ雑誌によって危険が助長されているとするなら、学会から雑誌に対して苦言を申し入れてはいかがかと思います。

また、この件に限らず広報を通じて密に連携をとる仕組みがあってもよいかと思います。

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子連れ旅行が困難な方が問題ですよね

ふみ

私も某マタニティ雑誌に踊らされて「マタ旅」とやらするべきなん?!と焦った時期がありました。
実際には切迫流産やら切迫早産やら妊娠高血圧やらでそんな暇なかったんですけども。

そんな困難を乗り越えて子供を産んでみて思うのは、「そんな時期に旅行するなんて、子供がかわいそう!」という周囲からの声が、妊娠中よりも妙に大きく聞こえるということです。
切迫流産・切迫早産・妊娠高血圧、というような持病を抱えて旅行するなんて、胎児に対する虐待と言ってもいいような状況だと思いますが、おそらく私がそんな状態で妊娠中に旅行をしたとしても、「妊婦なんだから席譲れよ」とかのプレッシャーを周囲に与えでもしない限り、誰も「妊婦の旅行」をとがめなかったと思うのですよね。
対して、小さな子供を抱えての旅行というのは、もちろん子供にまつわる準備も大変な部分はありますが、周囲の目が険しいと思うことが多々あります。
新幹線での移動が必要な実家への帰省ですら、「赤ん坊を連れて新幹線に乗るなんて非常識」と言われる昨今です。子連れの旅行はとにかく肩身が狭いです。
ましてや、よく勉強している妊婦さんは「子供が生まれてからだと、旅行するにしても世間の目が厳しいから、生まれる前に旅行しておこう」と思うのではないでしょうか。

本来もっと寛容になるべき子連れの旅行に対して社会が狭隘であったりリソースが不足しているために、リスクの大きい妊娠期に旅行を決行せざるを得ない状況が発生しているのではないかと思います。
これほど子嫌いの雰囲気が蔓延した社会に対して「子連れを受け入れよ」というのは勇気がいりますし焼け石に水の感も否めませんが、子連れ忌避の世論にこそメスを入れなければ、マタ旅礼賛も消えないのではないかと考えています。

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妊娠してから無事出産できることの奇跡…

エルトン君

マタ旅…新語ですね。確かに医療関係者の方であれば笑顔でお勧めは出来ませんね…一方で子供が産まれては行動の自由がなくなるから今のうちに行っておこうと思うのも
当然かもしれません。確かモーニング連載のコウノドリでも同じ場面がでてきますしね。

妊娠出産は病気ではないとは言われてもいつ何時急変が起こるかわからない、母子が命を落とさず健康でいられることは実はすごい奇跡なのだということを
コウノドリや先生のブログで学びました。
よく出産してからが大変といいますが、私自身は妊娠中の方が圧倒的に不安だらけでした。一回産まれれば医療の手をかりることが出来ますが
お腹のなかで赤ちゃんがどんな状態でいるのか分かる術は限られてますもんね。赤ちゃん守れるのは母親だけですし。

確かに首都圏などに住んでいると旅行先で産婦人科医がいないということまで頭に浮かばないですね。健診で赤ちゃん元気ですよイコール旅行可能ではないんですが…
妊婦になるとやれ食事や体重など細かいことに気を使いますが、一番大事なのは赤ちゃんに何か起こっても不思議ではないと自覚することですよね。

日本の多くの地域では医師不足…これも都会に人口が集中している結果でもあります。やはり以前少子化対策のコラムでも述べたとおり
人口の再分配は必要なのではないかと感じます。

やはりこれから若い世代に次世代の子供を持ってもらうためにも、もっと性のことや妊娠出産について学校やメディアで扱っていくべきですね。

先生はメディアに顔をちょくちょく出されているので、もっともっと皆さんに正しい知識を広めていってくださいね!!
(とくダネいつも拝見してますよ(笑)応援してます☆)

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「マタ旅」なんて言葉があるのですね。

スウ

「マタ旅」なんて言葉があるのですね。
初めて知りました。

私も観光地に住んでいますが、明らかに旅行者でお腹の大きい方がいっぱいいます。
以前はあまり見かけなかったような気がするので、
最近の妊婦さんはアクティブだなあと思っていましたが、
そういうことかもしれないのですね。
周囲で早産になった人がままいるので、
こんな臨月近くに旅行して大丈夫なのかな?と思っていましたが。
まだこちらは大きな病院もあるし、八重山諸島とは違うでしょう。
でも、ひとたび何かあれば...。

私も現在妊娠4ヶ月で、安定期に入れば少しは遠出しようかな、と思っていました。
比較的ひなびたところも視野に入れていましたが、
でもお腹の子を守るのは今は私しかいないのですよね。
必要以上に不安がらす、しかし、より慎重になろうと思い改めました。
宋さんのこのブログに感謝します。

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