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介護・シニア

男性の更年期障害(1)50代以降ゆっくり進行

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 今月は大阪府富田林市の武部収治さん(65)の質問を受け、「男性の更年期障害」を3回にわたり紹介します。講師は、石川クリニック泌尿器科(神戸市東灘区)の石川英二院長=写真=です。

 更年期障害と言えば女性特有の疾患と思われがちですが、男性にも起こるのです。主な症状には、精神症状(抑うつ、いら立ち、神経過敏)、身体症状(筋力の低下、発汗、睡眠障害)、性機能の低下(性欲の低下、勃起不全)があります。

 男性ホルモン「テストステロン」の精巣での分泌が加齢により減ることが、主な発症の原因です。50歳代以降に目立ち、特に「加齢男性性腺機能低下(LOH(ロー))症候群」と呼ばれます。日本泌尿器科学会などは2007年、診療の手引きを作成しました。女性の更年期障害が閉経の前後で急激に進むのと比べ、男性はゆっくりと進行する特徴があります。

石川英二・石川クリニック泌尿器科院長

 一方で、テストステロンの値は正常な場合もあります。30歳代後半から40歳代にかけ発症してストレスの関与が指摘され、うつ病と間違われることがあります。精神科で出された抗うつ剤が効かず、泌尿器科で更年期障害と診断されるケースも少なくありません。

 以前は診療の場がほとんどありませんでしたが最近は泌尿器科を中心に「男性更年期外来」や「男性外来」を設ける医療機関、専門医が増えています。まずはお近くの泌尿器科の医師に相談してみてください。

※ LOH=late‐onset hypogonadism

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