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医療相談室

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糖尿病の治療拒み 手術断られる

 糖尿病と言われて約20年。薬が嫌で、自分で食事療法と運動療法を継続。脊柱管狭窄(きょうさく)症で手術を受けるはずでしたが、検査数値が悪く、整形外科で「まず糖尿病の治療を」と延期になり、困っています。(73歳男性)

術後に感染も 医師の判断妥当

村田 敬 国立病院機構京都医療センター糖尿病センター(京都市)

 糖尿病のコントロールが悪いと、手術がうまくいっても術後に感染を起こして傷が治らなくなる危険があります。脊柱管狭窄症の手術を延期した整形外科の医師の判断は、妥当なものと考えます。

 大きな手術の前後は、血糖値を下げる効果が確実に期待できるインスリン注射で糖尿病を治療するのが標準的と考えられています。しかし、インスリンを使えない何らかの事情がある場合は、飲み薬で糖尿病を治療する場合もあります。

 また、薬を使わずに食事療法のみで、目標とする糖尿病のコントロールを達成できれば、整形外科の医師も手術可能と判断すると思います。ただし、過度の食事制限を行うと栄養失調を起こす危険があるので、管理栄養士による栄養指導を受けながら食事療法を徹底するのが良いでしょう。

 ご相談の内容から判断して、現在、内科に定期的な通院をされていないようですが、まずはあなたの事情にきちんと耳を傾けてくれる『かかりつけ医』を見つけて、どのようにすれば自分の希望をかなえることができるか、相談されてはいかがでしょうか。

 糖尿病の治療は、登山ルートがいくつもある山の頂を目指すのと似たようなところがあると思います。最終的に目標を達成できるルートこそ、正しいルートなのではないでしょうか。どのルートが自分に合っているのか、正確な情報に基づいて、あなたのかかりつけ医と検討してください。

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