文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

(3)「腹ペコ歩き」で脂肪燃焼

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 おなかの脂肪を減らすには、適度な運動と、食事のカロリー制限が必要だ。しかし、無理なダイエットは長続きしない。いい方法はないだろうか。

 多くのダイエット本を書いている横浜市西区の川村内科診療所所長、川村昌嗣(まさひで)さんは、日常動作にやせる運動を取り入れていく利点を説く。「忙しい中で努力しても長続きしない。日々の生活の中で出来ることをやると決めた方がストレスも少ない」と話す。

 ダイエット法として川村さんが勧めるのが、足の動きに合わせて腹を出したり引っ込めたりする「腹ペコ歩き」だ。

 まずは、おなかの動きから。背筋を伸ばし、直立して、両手をおなかの上に置き、手でおなかを押し込む。その手を押し出すように腹筋に力を入れて腹をふくらませる。ゆっくりへこませたり、ふくらませたりするのがポイント。

 「反動を利用せず、ゆっくりと腹筋を動かした方がエネルギー消費量も多く、おなかの脂肪もよく燃えます」(川村さん)

 おなかを上手に出し入れ出来るようになったら、歩行と組み合わせる。最初は、「出して、出して、ひっこめ、ひっこめ」のリズムが歩きやすい。

 慣れてきたら、足を前に出すタイミングで腹を引っ込め、足を地に着ける時に腹を膨らます。手は振らずに、足を意識して上げ下げしてゆっくり歩くと効果的だ。

 川村さんは「便通が良くなり、姿勢もきれいになる。空き時間におなかを動かさないのは損だと思って生活に組み入れてほしい」と話している。(渡辺理雄)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック