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介護・シニア

呼吸器の感染症(4)部屋には加湿、適度な運動も

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 呼吸器の感染症にかからないためには、日頃の健康管理も大切です。特に体に入ったウイルスや細菌を排除する「免疫力」が弱くなる高齢者は、栄養バランスの良い食事を心がけ、たばこや酒も控えるべきです。

 冬は空気が乾燥するため、のどや鼻、気管支の粘膜が弱まってウイルスや細菌に感染しやすくなります。外出時にはマスクを使い、室内では加湿器で適度な湿度(50~60%)を保つと良いでしょう。部屋の空気を時々入れ替えることも重要です。また、どうしても家に閉じこもりがちになりますが、適度な運動で体力をつけることも大事なことです。

 高齢者では、高熱や激しいせきといった肺炎に特徴的な症状が出にくい傾向があり、家族が発症に気づくのが遅れる原因になります。元気がない、食欲がないなどの変化を注意深く見守ってあげてください。

 高齢者や病気で寝たきりの状態になった人では、口の中が不潔になりがちです。細菌が混じった食物や唾液が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」が起きて肺炎を起こしやすくなります。ここでも家族が、歯磨きやヨード液などの消毒剤によるうがいなどの細かなケアを、しっかり行ってあげることが望まれます。

 インフルエンザや肺炎は、症状が治まっても病原体が体の中に残っている可能性があります。医師の指示通りに薬を飲み切らないと症状がぶり返すこともあるうえ、薬が効かない病原体を生む結果になりかねないことを覚えておいてください。 (講師は、大阪市立総合医療センター感染症センター部長の後藤哲志さん。連載記事は冬木晶が担当しました)

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