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医療相談室

卵巣腫瘍

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卵巣摘出後の健康心配

 5年ほど前に左側の卵巣が腫れていると産婦人科で告げられ、半年に1度検診を受けています。現在は4・5センチですが、5~6センチになったら手術で摘出すると言われています。摘出後の健康への影響や、再発が心配です。(38歳女性)

片方残れば排卵に影響なし

高松 潔 東京歯科大市川総合病院産婦人科部長(千葉県市川市)

 卵巣は骨盤の奥に左右2個あり、ご質問者の年齢では親指の頭ほどの大きさです。卵子を排卵し、閉経までは女性ホルモンの一つであるエストロゲンを産生する主な臓器です。

 原因は分かりませんが、卵巣には腫瘍ができやすく、その種類は良性から悪性まで50を超えることが知られています。

 卵巣腫瘍への対応としては、磁気共鳴画像(MRI)をはじめとする検査などから推定される腫瘍の種類や大きさ、または今後、妊娠を希望するかどうかなど状況に応じて異なります。

 悪性かどうかなど、腫瘍の種類は摘出しなければ正確には分からないのですが、半年ごとに経過を観察しているようであれば、良性腫瘍と思われます。

 手術は片方の卵巣・卵管を摘出する場合や、正常と思われる部分を温存して腫瘍の部分だけを摘出する方法も考慮されます。

 片方の卵巣を摘出してももう一方が残っていれば、排卵やホルモンを作ることにはほとんど影響はなく、正常部分を残せれば将来の妊娠には有利でしょう。

 さらに、良性であれば、開腹手術ではなく、体に負担の少ない腹腔(ふくくう)鏡下手術が可能かもしれません。手術の時期や方法は腫瘍の種類や状況に応じて決めるため、担当医とよく相談してください。

 また、腫瘍の種類によっては、たとえ良性でも残された卵巣に再発しやすいものもあり、手術後も定期的な検診を受けることをお勧めします。

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