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講演(3)チャレンジ精神を忘れずに

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 古代ギリシャの哲学者ソクラテスは「ただ生きることだけでなく、よく生きることを何より大切にしなくてはならない」ということを教えました。

 私が尊敬している精神科医の神谷美恵子さんは「『自分の存在は何のため、または誰かのために必要であるか』が肯定的に答えられれば、それだけで十分生きがいを感じる人が多い。人間が最も生きがいを感じるのは、自分がしたいと思うことと義務とが一致したときだと思われる」と、著書「生きがいについて」に書いておられますが、これは私が非常に好きな言葉です。

 フランスの哲学者アンリ・ベルグソンは「人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということをなかなか悟らないものである」と言っておりますが、これを非常にいい言葉です。

 そこで、「生き方を変える」ということになるのです。皆さんがどう生きるかと言うことは、今までの生き方をどこかで変えなければならない。

 「動物は走り方を変えることができない。鳥は飛び方を変えることができない。しかし、人は生き方を変えることができる」ということです。

 皆さんは今日、私の講演を聴いて帰る時には、自分の生き方を変えることができるのだということを確信してください。そして、強い意志の力で、これを実践することが必要です。

 生き方を変えることができるからこそ、人間は「万物の霊長」と言われるのです。

 自分の運命は、自分でデザインできます。

 

精神が若いから…102歳でも元気

 私はいつでもチャレンジするんです。

 今年の8月にはニューヨークに行って、マンハッタンを空から眺めるヘリコプターに乗りたいと思い、予約の電話を入れた時、最初は99歳以下でないと搭乗できない言われたけれども「せっかく日本から来たから乗せてくれ」と頑張ったら、先方は「99歳にしておきましょう」ということになって、ヘリコプターに乗ることができました。

 

 「オリンピック 百八歳のバー 軽々と」

 

 これは、102歳を迎えた私の句です。

 2020年の東京オリンピックでは、聖路加病院が選手の健康問題を引き受けるように、オリ ンピック委員会から頼まれています。私が病院の理事長をやってますから、どうしても生きなければならないと思っています。

 私が102歳でこんなに元気なのは、精神が若いからですよ。

 

「長い息」で長生きを…丹田呼吸法

 私は仕事が忙しくて「体の訓練」に行く時間がないために運動量が少ないので、1週間に1回、コーチに家に来てもらってストレッチを習っています。

 それと、できるだけ階段を使うことにしています。階段を上がる時には、丹田呼吸法というのをやっています。丹田呼吸法というのは、おなかの下の方に集中して息を吐きます。吐くことが大切です。息を吸うことは短くして、吐くことを長くします。

 ですから、階段を上がる時には、最初のうちは「吸って、吸って、吐いて、吐いて、吐く」というふうに呼吸し、「吸って、吸って、吐いて、吐いて、吐いて、吐く」というふうに長く吐くようにしていきます。

 「長生き」という言葉は、「吐く息が長い」ということですから。

ブログ「日野原重明の100歳からの人生」はこちら

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