文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ

yomiDr.記事アーカイブ

自分の健康を知る方法(10)肩こりに2つの原因

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 師走、今年もあとわずかになりました。みなさんは、仕事場や家の片付けを始めていますか。わたしも少しずつですが、自分の仕事の整理をするように心がけています。でも、たまった書類を見るだけで、肩がこってしまい、やる気が出ないこともありますね。

 若い方でも肩のこりを訴える方が増えています。それはパソコンが普及してから、日常生活の過ごし方が変わったこととも関係があるようです。じっと、パソコンの画面とにらめっこしていると、体のどこかに力が入り、目が疲れたり、肩がこったりしてきます。最近では、スマホを電車の中で変な体勢で操作したり、歩きながら画面を見たりと、体の使い方もかわったようです。

 昔は、肩こりは「運動不足」の一言で片付けられていました。しかし、最近では、肩こりの原因は、そんなに単純ではないようです。

目の疲れから

 まずは、目の疲れからくる肩こりです。眼鏡を使っている方に多く、パソコンなどを長時間使っていると目の周囲の筋肉が緊張したままの状態となり、場合によっては頭痛になる場合もあります。この肩こりは僧帽筋(そうぼうきん)に一致して広がっていきます。僧帽筋というのはお坊さんの頭巾のような形をした筋肉です。目の疲れから頭痛、肩こりとなる症状には、「葛根湯(かっこんとう)」を用います。

冷えから

 つぎは、冷えから来る肩こりです。寒い時期になると増えますが、夏の冷房の季節にも多い肩こりです。首や肩を冷やさないように心がけることが大切です。この肩こりは首から両腕にかけて広がることが多く、「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」が用いられます。

やはり運動は大切

 どちらの肩こりにも、運動が大切なことは言うまでもありません。目の疲れからくる肩こりの場合は、こめかみをマッサージしたり、頭皮をほぐしたりするといいでしょう。冷えから来る肩こりの場合は、首と肩の運動をすると効果的です。

 年末まであと数週間、仕事もプライベートも忙しくなってきます。自分の体の状態を観察する目を持って、体調管理に努めてください。もし、体の調子がうまく整わなかった場合は、医師、薬剤師、看護師へ遠慮なく相談されてはいかがでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

いまづ医師の漢方ブログ_顔120

今津嘉宏(いまづ よしひろ)

芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長

藤田保健衛生大学医学部卒業後に慶應義塾大学医学部外科学教室に入局。国立霞ヶ浦病院外科、東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センター等を経て現職。

日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

いのちに優しく いまづ医師漢方ブログの一覧を見る

1件 のコメント

私の肩こりの原因だったもの

じぞう

私は小学生の頃から肩こりの症状がありましたが、最近は改善傾向です。私の経験をお話します。(私自身は医療従事者ではありませんので、信憑性は保証でき...

私は小学生の頃から肩こりの症状がありましたが、最近は改善傾向です。
私の経験をお話します。
(私自身は医療従事者ではありませんので、信憑性は保証できませんが。)

1つは姿勢です。
人間の頭はかなりの重量です。背骨の真上に載っていれば力は不要ですが、真上からずれていると落ちないように支えるために筋肉を使います。
私は、頭を少し前に出した姿勢(猫背)だったために慢性の肩こりがありました。しかし、いつも頭を「お尻の穴の真上になる」ように意識することで肩こりがかなり軽減しました。

もう1つ「ずっと歯を噛み締めている」せいで肩こりになってしまうというニュースを聞きました。
多くの人は、普通に生活をしている時間は「歯を噛み締めてはいない」んだそうですが、一部の人は「起きている間じゅう、ずっと噛み締めている」ということでした。後者の「噛み締めている人」は肩こりになりやすいそうです。
私も「四六時中噛んでいる」癖があったため、意識して「歯と歯をくっつけない」ようにしたところ、これも肩こり解消につながったように思います。

肩こりで悩んでいる方は、チェックしてみて下さい。

つづきを読む

違反報告

すべてのコメントを読む

最新記事