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はつらつ健康指南

健康・ダイエット

高級炊飯器でコメ極める

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甘みも粒々感も かまど炊き再現

幅広い世代に人気の高級炊飯器(東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaで)

 新米が出回る季節となった。ここ数年、おいしいご飯を炊くため、高級炊飯器を買い求める人が増えている。

 家電各社も新米の季節に合わせ、「究極の炊き上がり」を追求した新製品を相次いで投入している。

若い世代にも

 店頭価格で10万円前後する高級炊飯器はこれまで、「おいしいご飯にこだわりたい」という中高年層を中心に人気があった。だが、今年は少し変化が見られるという。東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkiba白物家電売り場のコンシェルジェ内田崇志さんは「炊飯器は良い物を選びたいと言う若い世代も増えてきている」と話す。

 各メーカーも新製品を続々投入している。パナソニックの新製品は、買収した三洋電機の技術を取り入れた「Wおどり炊き」だ。旧三洋電機の圧力IH炊飯器「おどり炊き」シリーズは、釜内部の圧力を増減させることで、底からコメをかき混ぜながら炊き上げ、甘みと弾力を出すことが特徴だった。

 一方、パナソニックのIH炊飯器は、仕上げにコメのうま味を含んだ蒸気を高温で吹き付けてコメを包み込み、「ツヤと粒々(つぶつぶ)感」を出す仕上がりが好評だった。Wおどり炊きでは、この可変圧力とスチームを統合させ、甘み・弾力と、ツヤのある粒々感を両立させたという。

職人手作りの釜

 土鍋やかまどで炊いたご飯のおいしさは、誰もが認めるところ。ムラのない加熱や適度な圧力で、そのおいしさの再現を目指したのが、タイガー魔法瓶の上級機種「THE 炊きたて」シリーズだ。土で作った内釜と遠赤外線効果のある「天然土かまど」を採用している。可変圧力技術を用いた圧力IH炊飯器で、新製品の「JKX―S100」では、土かまどに遠赤外線の効果を高める釉薬(ゆうやく)を塗り、遠赤外線放射率を約2割高めたことで、より弾力のあるご飯に仕上げることができるという。

 象印マホービンの「極め炊き」は、南部鉄器の職人が一つずつ手作りしたかまど炊き風の「極め羽釜」が、特徴だ。新製品では、側面からの火力を1・6倍に強め、さらにかまどに近い炊き上がりを実現したという。

◇         ◇         ◇

品種に合わせて

 炊飯器からの蒸気によるやけどや湿気が気になる人向けには、三菱電機の蒸気の出ない「蒸気レスIH」シリーズがある。新製品の「NJ―XW104J」では、本体と内釜の間の密封度を高め、より高温で炊き上げるようにした。各地の20品種のコメに合わせた炊き方が選べる機能もある。

 忙しい家庭向きなのが、東芝の「真空圧力IH」だ。真空ポンプで内部の空気を抜くことで素早くコメの芯まで水を含ませるので、30分程度で炊ける早炊きの「そくうま」モードでもふっくらと炊き上がる。保温時も内部の空気を抜いて酸化や黄ばみを抑え、最大40時間の保温ができる。新製品の「RC―10VWG」では「一品削り出し本丸釜」を採用、独自の鍛造技術で丸く削り出した釜は、対流で釜全体に熱をムラなく効率よく伝え、ふっくらとコメを炊き上げるという。

 各社の主力製品はいずれも高機能を売りにしているが、機能を落とした3万~5万円前後の中級製品も、従来より高性能になっており、十分おいしく炊けるという。(愛敬珠樹)

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