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ダイエットのウソ? ホント?

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有酸素運動で脂肪を減らす

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 大手小町では、110キロから55キロ減のダイエットに成功した、アユミさんの体験記『アユミのダイエットメモリー』が連載中です。ヨミドクターでは、アユミさんの体験談に連動して、肥満研究の権威でもある医学博士・宮崎滋さんにダイエットについてアドバイスをしていただきます。

 食事制限だけでは、美しくやせられないと考えたアユミさんは、ダイエットにウオーキングを取り入れます。その結果、悩みだった下半身を引き締めるのに成功したそうです。

 宮崎さんによると、ダイエットは食事制限と運動をバランスよく組み合わせるのが大切だそうです。とくに有酸素運動がオススメです。

 「運動には、有酸素運動と無酸素運動があります。有酸素運動は、ウオーキングや水泳、サイクリングなど酸素を取り入れる運動のことです。筋肉を動かすために血糖や脂肪を酸素と一緒に使います。有酸素運動を行うと、中性脂肪や内臓脂肪を減らす効果が期待できます。これに対して無酸素運動は、筋肉を鍛えるのにはいいのですが、脂肪の燃焼効果は少ないのです」

 有酸素運動は、だれでも気軽に始められるというメリットもあります。例えばウオーキングは、ゆっくりとエネルギーを消費するので、疲労のもとになる「乳酸」が出にくく、自分のペースで長時間続けられます。運動が苦手な人にもオススメでしょう。

 アユミさんは朝に歩いているそうですが、運動に適したタイミングはあるのでしょうか? 宮崎さんに聞いてみました。

 「食事のあとは、インスリンが増加します。インスリンの増加にともない、脂肪がたまってくる作用があります。血糖の上昇を抑えれば、インスリンも増加せず、太りにくくなります。空腹時よりも食後1時間くらいに運動する方が効果的でしょう」

 朝起きて、食事をとってから少し休憩し、ゆっくり運動する。シャワーをあびてスッキリさわやかに一日を始めるのが理想的ですね。

 「ただし、100キロを超えるような極端に太っている人が、急に激しい運動をすると、かえってからだに負担がかかります。最初は軽い運動から、だんだんレベルを上げるようにしてください。時間があればプールに行って水の中を歩くとか、手軽になら自転車に乗るなどもいいでしょう。足踏み運動や、段差を使って上り下りする運動など、まずは室内でからだを動かすことから始めてはどうでしょう」

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ダイエットのウソ? ホント?_profile写真_宮崎滋

宮崎滋(みやざき・しげる)
公益財団法人結核予防会・新山手病院生活習慣病センター長。1971年、東京医科歯科大学医学部卒業。医学博士。糖尿病、肥満症、メタボリックシンドロームの治療に従事。東京医科歯科大学医学部臨床教授、東京逓信病院外来統括部長・内科部長・副院長を経て2012年より現職。日本内科学会、糖尿病学会認定医・指導医、日本肥満学会副理事長・評議員などを務める。著書に『最新版 本気で治したい人のメタボリックシンドローム 』(学研/1200円・税別)、『健康診断で中性脂肪値が高めの人が読む本』(幻冬舎/1200円・税別)など

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