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腺腫様甲状腺腫治療法は

 「腺腫様甲状腺腫」「副腎腫瘍」と診断されました。良性か悪性かわからず、手術なら甲状腺をすべて取るしかないそうです。首に圧迫感があります。治療法を教えて下さい。(62歳女性)

胸まで広がると手術も考慮

山田 正信 群馬大第一内科教授(前橋市)

 「腺腫様甲状腺腫」は、「多結節性甲状腺腫」とも呼ばれ、その名のとおり甲状腺にいくつも様々な大きさのしこり(結節)ができる良性の疾患です。

 非常に頻度の高い疾患で、頸部(けいぶ)超音波検査を行うと、約6人に1人の割合で発見されます。ただ、甲状腺がんを合併することもあり、超音波検査でしこりの中にがんを疑うものがある場合は、針を刺して細胞を取って調べます。

 その結果が良ければ、半年から1年に1度、超音波検査などで大きさや数が増えないか経過を見ることになります。

 急激に大きくなったり、しこりが大きくて首の圧迫感が強く呼吸が苦しく感じたり、また甲状腺腫が胸まで広がったりする場合には、手術も考慮します。また、甲状腺ホルモン薬を飲むと大きさが変わらなくなった、あるいは縮小したという報告もあります。

 まれにしこりからホルモンが作られ、血液検査で甲状腺ホルモン値が高くなる方もいます。この場合は手術と放射性ヨードによる治療もできることになりますので、甲状腺専門医にご相談ください。

 副腎腫瘍も非常に頻度の高い疾患で、高齢者では15人に1人くらい持っています。ホルモンを作りすぎていないか、検査する必要があります。

 また、甲状腺と副腎に同時にしこりのできる「多発性内分泌腫瘍症」という病気もありますので、やはり専門医に相談することをお勧めします。

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